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シネフィル(映画狂)として有名な斎藤。メガホンを執るのはその斎藤も尊敬する青山監督だ。「この直球の恋愛モノを青山さんが撮るのが不思議というか、最初は点と点が繋がらなかったですね」と感想を漏らし、「自分ともかなりかけ離れていました」とも。「血が出ないんだとか、容疑がかからないんだとか(笑)」と自身の起用についても意外だったと明かした。
そして青山監督の演出については次のような感想を。「厳しい方だという噂を耳にしたことがあり、覚悟してたんですけど、とても穏やかな方でした。全て俳優に委ねてくださるのが、逆に怖いくらいでしたが、おそらく青山組に対する信頼感から来ているんでしょうね。映画として撮ってるんだろうという感覚はありました」。
常日頃、映画は映画館で観るのがベストだと語っている斎藤。『最上のプロポーズ』はドラマではあるが、この最新ツールに対する考えはどのようなものなのだろう。「進化版というか、映画のこれからの在り方の象徴のようなプロジェクトである気がしています。
そして次のように続けた「携帯向けのオリジナルドラマには時代性を感じますし、映画じゃなきゃダメという意識はないです。現場の様子もそうだし、このプロジェクトがどうなっていくのかも含めて、イチ映画人として見守りたいというか体験したいと思っています」。 斎藤のパートは“初恋”とあって、彼自身の初恋について尋ねてみると、「僕は進化系初恋なんです」との答えが返ってきた。「幼稚園のときに初恋らしきものをしたんですけど、もうちょっと自我が芽生えてからまた初恋をして、そのときはそれを初恋と呼んでいたんですが、最終形態は中学3年でした。だから今のところ僕が最終的に初恋としているものは中3のときのものです(笑)。なかなか切ないエピソードがある恋だったんですが、相手もいることですしね。詳しいことは控えます(笑)」。
続けて演じたキャラクターについて言及。
さて、本作には恋が叶うジンクスがあるフラワーショップが登場するが、斎藤にそういったゲン担ぎやパワースポットを信じる部分を聞くと、「多分にあります。努力しないで成功したいんです(笑)。昔、週刊マンガの裏に載っていたモテる香水をなけなしの小遣いで買ったこともありますよ。全然モテなかったですけど」。斎藤がモテなかったというのは信じがたいが、とにもかくにも現在の斎藤はとても努力してないとは言えない仕事量の多さだ。
「仕事のない時代が長くて、ニーズがあるんだったら、おまけをつけてお返ししたいんです。それから、観た方に何かしら影響を与えられる作品に関われたらと思っています。僕のことを知らなくてもかまわないんです。
主題歌には、東方神起が本作のために書き下ろしたウェディングがテーマの『Wedding Dress』が起用されている。(取材・文・写真:望月ふみ)
『最上のプロポーズ』はdビデオ powered by BeeTVおよびBeeTVにて5月20日より、1エピソード3話構成で全12回配信。
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