【関連】「千葉雄大」フォトギャラリー
ヌクメンの第一条件とも言えるのが、“やさしさ”。バリバリ働く女性たちは、ひとたび仕事が終われば「お疲れ様」とやさしさで包まれたいもの。しかも母性本能をくすぐるかわいらしい笑顔で。千葉がかわいさの極地を演じて印象深いのが、ドラマ『桜蘭高校ホスト部』のハニー先輩役だ。子どものような容姿と無邪気さが特徴で、原作ファンからは「実写化不可能」とも言われたキャラクターだった。
しかしドラマが始まってみると千葉はその言葉をはねのける。そのかわいらしさに悶絶する女性が急増し一躍人気キャラクターとなったのだ。当時、ドラマ公式サイトでは監督が「成功の源泉は千葉の研究熱心さ」とコメント。2014年のドラマ『きょうは会社休みます。』の加々見龍生役でも、千葉にしかできないキャラクターを見事に作り上げていたが、ほっぺたプクプクのかわいらしさの反面、ものすごく熱い面を持っているのが千葉の魅力であり、またそれはヌクメンの次なる条件である“ギャップ”にも通じるものだろう。
ただ、かわいいだけでは癒されないのが大人の女性。
こう考えてみると、神木隆之介もヌクメンにピタリとくる。映画『るろうに剣心』では、かわいらしい顔立ちとは裏腹に、微笑みながら人を殺すことができる複雑なキャラクター・瀬田宗次郎役を驚きのハマりぶりで演じきり、その演技力が、同世代の中で一歩も二歩も抜きん出た存在であることを証明した。浮き沈みの激しい芸能界で、これほどまでに求められ続ける存在も珍しいだろう。
天使のような癒しの笑顔と、仕事にかける情熱。それこそがヌクメンに欠かせないポイント。