『37.5℃の涙』『ホテルコンシェルジュ』など職場の人間模様を描く、TBS7月期ドラマ

　『ホテルコンシェルジュ』、『37.5℃の涙』、『ナポレオンの村』など、7月期のTBSドラマは、仕事や職場をテーマにしたヒューマンドラマが名を連ねる。病児保育士、限界集落再生を担う公務員と、時代を反映した職業が描かれているのも見どころの一つだ。

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　今週からスタートし、西内まりやがTBS連ドラ初主演を果たした『ホテルコンシェルジュ』（毎週火曜22時）は、その名の通り、一流ホテルのコンシェルジュの活躍を描いたドラマ。プライベートには干渉しないが、いざトラブルが発生すると様々な部署が連携し、“お客様の笑顔”のために一丸となって問題を解決していく様子を、若き女性コンシェルジュ・天野塔子（西内）を主人公に、一話完結の形で描く。先輩コンシェルジュ役に三浦翔平、総支配人役に高橋克典が顔を揃え、火曜の夜を盛り上げる。
　
　また、蓮彿美沙子が民放ドラマ初主演を努める『37.5℃の涙』（毎週木曜21時／7月9日スタート）。本作は、椎名チカの同名コミックを原作に、笑顔が苦手な元保育士の桃子（蓮彿）が、病児保育士として派遣先でさまざまな家族に出会い、同僚に支えられながら成長していく姿を描く。病児保育士という、これまでにあまり注目されることのなかった職種に目を向けるとともに、訪問先での家族との関係、さらに職場の上司や先輩とのやり取り、恋模様が温かく映し出されている。ほか、成宮寛貴、速水もこみち、藤木直人、水野美紀、トリンドル玲奈、浅野温子など、豪華キャストが物語を彩る。＜初回15分拡大＞

　金曜の夜は、合唱が大好きな転校生が廃部寸前の合唱部を立て直し、ミラクルを起こす青春ストーリー『表参道高校合唱部！』（毎週金曜22時／7月17日スタート）。主人公のヒロインを含めた高校生役のメインキャストをオーディションで選抜し、演技力はもちろんのこと、歌唱力やカリスマ性を兼ね備えた次世代のスターがキャスティングされた。主人公・香川真琴役を演じるのは、デビュー3年目の芳根京子。甘いマスクの人気者・夏目快人役は、『烈車戦隊トッキュウジャー』で注目された志尊淳、学校のマドンナで憧れの存在・谷優里亞役は、「全日本国民的美少女コンテスト」でグランプリを受賞した吉本実憂が務める。また、合唱部の顧問でダメ音楽教師の鈴木有明役を城田優、合唱部の副顧問・瀬山えみり役を神田沙也加が務める。＜初回15分拡大＞

　さらに、唐沢寿明が“限界集落”を再生するためのスーパー公務員を演じる『ナポレオンの村』（毎週日曜21時／7月19日スタート）。東京都の西の果てに位置する限界集落・神楽村を舞台に、公務員・浅井栄治が、復興を諦めバラバラだった村人の心を少しずつ変え、たくましく生まれ変わっていく姿を描くエンターテイメントドラマだ。麻生久美子、山本耕史、ムロツヨシ、イッセー尾形、沢村一樹という個性溢れる実力派が顔を揃え、昨今問題となっている過疎化、限界集落の問題に挑む。＜初回25分拡大＞