【関連】「高橋由美子」インタビュー&グラビアショット<フォトギャラリー>
グラビア挑戦に高橋は「ヤバいのを引き受けてしまったと思って、最初は困り顔でした。14年もやっていなかった事に挑戦するのは怖かった」と心境を明かすが、蓋を開けてみたら好リアクションの数々。「周りからは"この人を紹介して"と言われて、“私ですけど!?”って感じで。グラビアアイドルという方々が存在する中で、女優としての私の挑戦を受け入れてくれたのはありがたい。皆さん、何かに飢えているのかしら?」と嬉し恥ずかしといった表情を浮かべる。
“20世紀最後の正統派アイドル”と評された一方で、1994年の主演ドラマ『南くんの恋人』で女優としてブレイク。合成・CG技術の黎明期だけに撮影は困難の連続だった。「朝から深夜までブルーバックの前で1人で芝居をしていたので、気持ちがげんなりする事もあった」と振り返るが「スタッフの方たちがスタジオの中でご飯を一緒に食べてくれたり、小道具を増やしてくれたり、そういった協力関係に救われました」と周囲の支えに感謝しきり。連続ドラマ後のSP版の撮影ではスタッフの努力の甲斐あって、生の南君役・武田真治と初共演。「真ちゃんと一緒に芝居が出来た時は、感動のあまり泣きそうになった」と回想する。
主演の江角マキコをはじめとしたキャスト陣とは、毎年“ショムニ会”を開催。先ごろ“所在不明者”として話題になった、宝生舞さんも参加しているそうで「本人は至って元気です。今も連絡を取っていますし、食事にも行っています」と近況を報告する。
芸能生活も早や26年。これまでの歩みを俯瞰すると「努力と根性。後は運」という言葉が口を突いて出る。
現在、大河ドラマ『花燃ゆ』(NHK)のほか『大人のヨーロッパ街歩き』(BS 日テレ)に出演中の高橋。今後は、舞台『はかた恋人形』(9月博多座)の公演が控え、秋には出演映画『春子超常現象研究所』(竹葉リサ監督)が公開。また、歌手デビュー25周年記念のベストアルバムをリリース予定だ。