2016年4月より放送されるNHK連続テレビ小説『とと姉ちゃん』の、静岡県・浜松でのロケが26日よりスタートし、浜松市・佐鳴湖にて取材会が行われた。晴れ渡る空の下、主演を務める高畑充希は「静岡の方に愛されるチームになりたい」と意欲を語った。


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 本作は、結核で死別した父、そして働きに出た母に代わり、家事の一切をとりしきり2人の妹たちのため恋も休みもそっちのけで奮闘する“とと(父)ねえちゃん”小橋常子の活躍を描いた人情劇。浜松では常子が10歳の頃のシーン、そして高畑演じる15歳となった常子が、妹・鞠子と高等女学校に登校するシーンを収録する。

 すでに地元の人と触れ合ったという高畑は、名産であるうなぎに目が無いようで、「撮影に来る前から『うなぎ、うなぎ』と言っていて、昨日も少し食べたのですが、今日もうなぎに行こうと思っています」と浜松の魅力を堪能している様子。また「(劇中の会話で)周りの親戚が浜松弁の“~だに”と話しているのですが、昨日お寺で撮影してきて、生で“だに”を聞けて感動しました」と喜んだ。

 この日は母・君子役の木村多江、妹・鞠子役の相楽樹も取材に参加。相楽は「静岡2日目ですが、ロケを重ねるごとに姉妹の仲が良くなり、撮影の後にたべるご飯にパワーをもらっています」と高畑との撮影を楽しんでいるようだ。

 高畑は「第一週の台本を読んでいて、あたたかい家族の話なので、胸がつまる瞬間も多かったですが、撮影が進んでいく中でクスッと笑える要素が思った以上に多いです」とコメディーの要素が強いことを明かすと、「出演する側も制作する側もみんなで相談しながら撮っているので、笑いの絶えない現場です。最初の想像よりは、『うるっ』とありつつ、『クスッ』も多いと思います。楽しい朝になりそうです」と期待を寄せた。

 木村は「小橋家はあたたかくて良い家庭なので、台本でもなんでもないシーンなのに涙がでてしまいます。小さな幸せを大切にしている家族なので、それを浜松でもたくさん表現していきたいと思います」と撮影への意気込みを語った。

 『とと姉ちゃん』はNHK総合にて4月4日より放送。
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