【関連】「黒木華」フォトギャラリー
『ちはやふる』の作者・末次由紀は、「自分の実存に近いテーマを作品にするのは難しい。どうしても“自分”が出てしまい“結局この作家さんてこうなのね”と思われると、大きな物語を描いても伝わらない気がしてしまう」と前置きをしつつ、「その点『重版出来!』はすごい。松田奈緒子先生らしい熱い作品なのに、松田先生のことはよくわからないままなの!」と大絶賛。
『のだめカンタービレ』などのヒット作を持つ漫画家・二ノ宮知子は「ずっと面白い」と番組を最初から最後まで楽しんでいたようで、作中での現場の描写について質問が挙がると「漫画家からみてもリアルで面白かったです」と太鼓判を押す。
第1話に登場した三蔵山龍(小日向文世)の作品『ドラゴン急流』の元原稿を執筆した漫画家・ゆうきまさみは、小日向のファンだそうで「今日しみじみと手伝わせてもらって良かったと思いました」と喜びの声。また、「僕とはぜんぜん違うタイプなんだけど、やっぱり三蔵山先生にいちばん感情移入してしまうな」という感想もつぶやいていた。
原作コミックを連載している小学館「スピリッツ編集部」の面々からも「スピリッツ編集部にて、限りなく似た編集部のドラマを見る不思議」「ゆうきさんが小日向さんにGペンの引き方をお伝えされていました」「スピリッツ編集部が意外と綺麗だというツイートが散見されますが、これは『重版出来!』担当のヤマウチ先輩の机であるからでして、悲しいことに他はそうでもないですよ…」などの裏話が。
原作者の松田は「ふー。どうです。素晴らしい出来でしょう!漫画家冥利につきます!」と満足げな様子をみせ、「私…アシスタント時代が長くて『重版出来!』描きながら、沼さんにも、カンバラくんにも なる可能性あったなと思いながら描いてた。今こうしていられるのはただただラッキーだったんだと。悪役や脇役でも愛おしい自分の一部なのです」と作品への思いを語った。