8日、2017年大河ドラマ『おんな城主 直虎』の第1回が放送された。柴咲コウ演じる本作の主人公・井伊直虎は、不幸が続いた井伊家の救世主として、女ながらに城主となり、後の徳川四天王の1人と称された井伊直政の後見人として一家を支えた人物。
物語序盤は“おとわ”と呼ばれていた幼少期の活発な姿や、のちに井伊家にのしかかってくる戦国の世の定めを暗示させるような内容となるが、早くも第1回放送終了後には、ネット上で大きな反響を呼んでいる。

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 2016年の大河ドラマ『真田丸』が大いなる盛り上がりをみせ、しかも時代的に重なる部分があるため、『おんな城主 直虎』は放送前から注目を集めていた。『真田丸』の劇中でも、堺雅人演じる幸村が「あれは井伊直孝の陣。かの井伊直政の次男坊じゃ」と発言したことがネット上では「(脚本家の)三谷幸喜さんが早くも新しい大河にエールを贈っている」と話題になっていた。

 第1回は、おとわと幼馴染である亀之丞(のちの井伊直親/三浦春馬)、鶴丸(のちの小野政次/高橋一生)との友情が中心に描かれるなか、亀之丞がおとわの許嫁になることや、主家である今川義元に謀反の疑いをかけられた亀之丞の父・井伊直満に非情な運命が下されるシーンなどが描かれた。

 今回の大河ドラマは、第4話まで子役が登場するが、ツイッターでは放送開始直後から、おとわ役の新井美羽、亀之丞役の藤本哉汰、鶴丸役の小林楓に対して「どの子も可愛い、4週しか見られないのか……」「おとわちゃん可愛すぎ」「子役の演技がうますぎ」「幼直虎が可愛いぞ!」と賞賛のコメントがあふれていた。

 さらに亀之丞の父・直満(宇梶剛士)が謀反の疑いで殺害され、亀之丞が井伊谷の地を離れなくてはならなくなると「1話から展開がハードだな」「直虎さんと直親さんが引き離されなくてはならないのが苦しくてたまらない」など、すでに二人に感情移入している声も多数みられた。

 「『真田丸』の後なのでどうなるか心配だったが、面白いじゃない」と前作と比べる人も多いなか、「脚本の森下(佳子)さんも音楽の菅野(よう子)さんもよかった」「たぶん毎週見るな」など概ね好意的な意見が多かった。
 
 『おんな城主 直虎』は、毎週日曜日NHK BSプレミアムにて18時、総合テレビにて20時放送。
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