2017年も残すところあと少し。今年も映画『帝一の國』『銀魂』『君の膵臓をたべたい』『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』、NHK連続テレビ小説『ひよっこ』、ドラマ『過保護のカホコ』など、多くの話題作・ヒット作が生まれた。
そして、そういった作品で注目を集め、2017年に大ブレイクを果たした若手俳優も多い。なかでも、大注目なのがこの7人だ。

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 まず、トップを飾るのが『過保護のカホコ』に出演以降、一気にメディアへの露出が増えた、『仮面ライダードライブ』の竹内涼真。7月に発売された2nd写真集『1mm』が「第10回オリコン年間“本”ランキング 2017」の写真集部門で6位にランクインし、男性ソロ写真集では1位を獲得。日経トレンディが選ぶ“今年のヒット人”にも選ばれた。

 演技では、『過保護のカホコ』で複雑な生い立ちを抱える青年・麦野初を見事に演じきり、“第9回コンフィデンスアワード・ドラマ賞”や“週刊ザテレビジョン 第94回ドラマアカデミー賞”など、多くの賞を受賞。現在放送中のドラマ『陸王』には、老舗の足袋製造会社の復活の鍵を握る長距離走選手・茂木裕人役で登場し、多くの視聴者に演技派の印象を与えている。また、バラエティ番組や雑誌でも目にすることが多く、2018年はより一層の活躍が期待される。

 次のブレイク俳優は、“あなそれ”の愛称で親しまれたドラマ『あなたのことはそれほど』の出演で一躍注目された、劇団EXILEのメンバー、鈴木伸之。『あなたのことはそれほど』で鈴木が扮した有島光軌は、結婚していることを隠して女性と関係を持ち、妻の妊娠中に不倫旅行に出向くいう、女性からすると許せない男。だが、そんなダメンズキャラを翻すほどの、鈴木の爽やかなイケメンぶりが女性の心を鷲掴み。軽い調子でゲス行動を繰り返す有島を鈴木が好演したことも手伝い、放送後にはSNSでの反響も大きかった本作。
大いに俳優としての爪痕を残した。

 ドラマの印象が残る中、続いて出演した映画『東京喰種 トーキョーグール』では、人を食らう種族“喰種(グール)”を追う正義感の強い捜査官・亜門鋼太朗を熱演。“あなそれ”とは正反対とも言えるキャラクターを演じ、鍛え抜かれた肉体を披露しただけでなく、壮絶なアクションもこなし、男らしさをアピール。演技力の幅の広さを見せつけた。12月23日公開のラブコメ映画『リベンジgirl』では、よりファン層を広げることは間違いないだろう。 他に、映画『ちはやふる 上の句・下の句』で第40回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞した新田真剣佑は、『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』『チア☆ダン~女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話~』等、話題作に立て続けに出演。2018年も『不能犯』『ちはやふる-結び-』、ハリウッド大作『パシフィック・リム2』に出演するなど、更なる飛躍が期待される。

 映画『殿、利息でござる!』で第40回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞した千葉雄大は、『帝一の国』『兄に愛されすぎて困ってます』を筆頭に、今年は映画7本、テレビドラマ9本と多忙を極めた。そして、実写映画『銀魂』で、腹黒で毒舌、ドSなキャラクター沖田総悟を好演した吉沢亮は、その美形な顔立ちが“正統派イケメン”として注目を浴び、SNSを始め、雑誌やテレビなどの様々なメディアで取り上げられた。2018年は二階堂ふみと共演する映画『リバース・エッジ』、主演を務める『ママレード・ボーイ』『あのコの、トリコ。』などの出演作が待機する。

 彼ら以外にも、ドロドロ恋愛ドラマ『奪い愛、冬』で女性をキュンキュンさせた大谷亮平、映画『全員死刑』での鮮烈なタトゥー姿と狂気に満ちた演技が記憶に新しい間宮祥太朗の活躍が際立った。
彼ら7人の2018年の動向を注目すると同時に、次にどのような俳優がブレイクし、世間を賑わせるのか楽しみにしたい。
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