【関連】新垣結衣、戸田恵梨香らキャスト登壇『コード・ブルー』サードシーズンの記者発表<フォトギャラリー>
1990年代から2000年代初頭にかけて、『東京ラブストーリー』『ひとつ屋根の下』『ラブジェネレーション』と伝説的ドラマを数々放送し、高視聴率を連発してきたフジテレビ月曜21時ドラマ、通称「月9」。『HERO』『ガリレオ』に続く、高視聴率シリーズ作として注目されていた『コード・ブルー』のサードシーズンは、期待通り、最終回まで独走状態で走りきった。ファーストシーズンから、“ドクターヘリ”に乗り込むフライトドクターを目指す若者たちが成長していく姿を描き、リアルな医療現場と人間ドラマで大きな感動を呼んできた本作。サードシーズンでは、医療者としての葛藤や人生の岐路での迷いを描き、見るものの胸を熱くさせた。また、山下に加え、新垣結衣、戸田恵梨香、比嘉愛未、浅利陽介と、主役級のキャストが揃うことも魅力の一つだ。2018年7月27日に映画が公開されることも決定し、こちらも大ヒットが予想されている。
2017年に最もブレイクした俳優といえば、竹内涼真が思い浮かぶが、そのきっかけとなったのが、高畑充希が主演した『過保護のカホコ』(日本テレビ)だ。この作品は、何から何まで親の庇護のもとに育ち、過保護の象徴のような女子大生・カホコが、一人の青年に出会ったことから成長していくホームドラマ。誰からも甘やかされてきたカホコにも「ダメなものはダメ」とはっきりと伝えながら、愛情溢れる言葉で思いやる竹内演じる麦野初の姿に、「胸キュンシーンだらけ」「興奮が収まらない」などの声が集まり、キュン死する視聴者が続出。竹内のイケメンっぷりが際立つ1作となった。 武井咲が主演した『黒革の手帖』(テレビ朝日)も、最高視聴率13.0%と好評を博した作品だ。これまで何度も映像化されてきた、松本清張原作のドラマだが、現代風の味付けが受け、多くの視聴者を引きつけた。
このほか、2017年夏クールには、長瀬智也、吉岡里帆、坂口健太郎という人気俳優たちの三角関係を描いた『ごめん、愛してる』(TBS)、渡辺直美主演、要潤のクズ夫っぷりも話題になった『カンナさーん!』(TBS)、福士蒼汰が人を殺した過去を持つ青年を演じ、新境地を見せた『愛してたって、秘密はある。』(日本テレビ)など、多彩なドラマが並んだ。
また、有村架純が主演したNHK連続テレビ小説『ひよっこ』がついに終了。後半になるにつれ視聴率が上昇し、全話平均視聴率20.4%を記録。「『あまちゃん』以来の傑作」「面白かった!」など高評価を獲得し、朝ドラ史上に名作として名を刻んだ。(文:嶋田真己)