俳優の鈴木亮平瑛太が、鹿児島・城山にて行われた、NHK大河ドラマ『西郷どん』クランクアップ報告会に出席した。この日、鈴木と瑛太はクランクアップ報告会の前に、鹿児島・おはら祭にてパレードにも参加。
おはら祭には、中原尚雄役の田上晃吉も参加した。

【写真】西郷隆盛を演じた鈴木亮平

 薩摩藩の武士として知られる西郷隆盛の生涯を描く本作。鈴木は「昨日鹿児島に入り、南洲墓地へ行き、西郷さんはじめひとりひとりの方に『無事撮影を終了させていただきました』という報告をしました。斉彬公のお墓でも同じ報告をさせていただき、そこでやっと本当のクランクアップを迎えられたと思います」とコメント。

 また「これまで毎日毎日西郷さんに見られて恥ずかしくないお芝居、あとは人間としてそうあれているかということを自問自答してきました。ようやく、お墓で報告できたことで、ひとつ区切りがついたと思います」と語った。


 一方、大久保利通を演じている瑛太は「今日おはら祭でパレードをさせていただいた時に、本当にたくさんの人の笑顔を見られて、感極まるものがありました。少しでも多くの人に大久保利通という人が成し遂げたことを伝えたいということをクランクインするときに思っていたので、今回のドラマでは今までとは全然違う大久保利通像を見せられたのではないかということを感じています」と発言。そして「自分自身が最後まで大久保を愛し、その大久保の生き様を見せられた結果として、自分としても俳優としての財産になりました」と振り返っている。

 鈴木はそんな瑛太について「打上げのスピーチで瑛太くんが壇上から『亮平くん、生きたね』って言ってくれたんですよ。まさにその言葉につきるなと、俺たちはそれぞれの人生を生きたし、2人のシーンでは絶対に心から西郷と大久保の2人を生きていたと自信を持って言える関係というのはなかなかないと思いますので、一緒に生きたというところに尽きると思います」と話している。

 NHK大河ドラマ『西郷どん』は、NHK BSプレミアムにて毎週日曜18時、総合テレビにて毎週日曜20時放送。