【写真】森川葵&中尾暢樹&結木滉星&中村里砂 インタビューフォト集
主人公・寺田亜希(森川)は元カレ・本行智也(中尾)と、シェアハウスで数年ぶりに再会。人気小説家であるものの、ここ2年ほど「たたない」という悩みを抱えていた本行。しかし亜希に接触したところ体に反応が起こり、亜希は「治療の一環として」秘密の添い寝関係を始めることに。しかし同じシェアハウスの住人である本行の元編集担当・長谷太一(結木滉星)、同じく住人で本行の大ファンという栗谷あかり(中村里砂)が絡んできて…というストーリー。
最初に原作を読んだときの印象を聞くと「攻めてるな、と思いました」と森川。「でも何より、読んでいるときに亜希に対してすごく共感できたんです。よくわからない自信が学生時代にはあったのに、歳を重ねていくにつれどんどん自分にマイナス評価を付けるようになっていって。自分も亜希と“同じ”だな、と思ったんです」と、人気女優らしからぬ意外な答え。
一方、相手役の中尾も原作の第一印象は「ぶっとんでるな、と思いました(笑)」と語るが、やはり本行役を演じたいという思いを強く持ったようだ。「今まで“普通の恋愛”は演じてきたんですけど、今回は“好き”から入ってないんですよ。
この2人とシェアハウスで同居する長谷&あかりを演じる2人も、それぞれ役にかける思いは強い。結木は特に、人気を博した『快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー』(テレビ朝日系)以後、初のドラマ出演作となる。「恋愛面ももちろん見どころなんですけど、4人が出会ってどういう風に影響を与えて、与えられて…と、考え方が変わっていく要素もある。個人的には“『ルパパト』後初”ドラマなのでワクワクしていますし、同世代の多い現場。テーマもシェアハウスなので、そこは楽しみながら演じていきたいと思います」とのこと。
あかり役の中村も「原作を読んで、本当にあかりというキャラクターが大好きになりました。ほとんどがシェアハウスの中で4人の心の動きだけで展開していくストーリーなので、個性的なキャラクターとしてこのシェアハウスをかき混ぜていく役割になれれば。だから気持ちの変化や、関係の変化を表現していきたい」と語る。 ところで、森川×中尾といえば、昨年放送されたドラマ『文学処女』(MBS/TBSドラマイムズ)でも共演した仲。そのときは処女ながら城田優演じる人気小説家の担当編集になってしまった主人公を演じた森川だが、今回の作品にも少し通じるものを感じるようで…。
「またモヤモヤした恋愛かと(笑)。『好き』ってわかっている方向に走っていく方が演じやすいんです。モヤモヤする役だと役自体も自分のことをわかってないし、じゃあ私もわかるわけないじゃん! ってなるんです(笑)。でも演じるのが難しい分、役のことをいっぱい考えます」と森川。
一方、前回は森川に“振り回される”役柄だった中尾はというと。「今回は僕が振り回す方なので、その違いも面白いですよ。何よりこういう作品だから、知っている人が相手で良かった。すごくやりやすいです」。するとその言葉に森川が「私は『振り回しやすい』ということでいいでしょうか?(笑)」とツッコミを入れ、笑いが起こる。俳優としてしっかり信頼できる者同士、コンビネーションもばっちりの様子だ。
「流し見して終わってしまうようなドラマではなく、ぜひ『もう一度観たい』と思ってもらえる、そんなドラマになったら」と森川。出演者たちの熱い思いが、“攻めた”作品にさらにパワーをもたらしそうだ。
ドラマ特区『カカフカカ‐こじらせ大人のシェアハウス‐』は、MBSにて4月25日より毎週木曜24時59分放送のほか、テレビ神奈川にて4月25日より毎週木曜23時、チバテレにて4月26日より毎週金曜24時、テレ玉にて5月1日より毎週水曜23時30分放送。また、Amazon Prime Video にて4月26日より毎週金曜午前10時より見放題独占配信。