【写真】ピアノの上で踊る平手友梨奈ほか、平手のハイライトシーン
■オープニング、平手が一人でステージ上に登場
オープニングでは幻想的な森のような舞台に、白い制服姿の平手が一人で登場。はかなげな表情でゆっくりと中央まで歩き出し、舞台上に一段高く設置されたステージへと歩き出す。そのステージ中央には一台のグランドピアノ。平手は近づくと、鍵盤を一音だけ鳴らす。それを合図にライブがスタート。会場からは歓声が上がった。
■ピアノの鍵盤を足で
幕開けから「ガラスを割れ!」「語るなら未来を…」「Student Dance」の3曲を披露すると、再びステージ上には平手一人に。ピアノの上で踊り、周りを舞うようなダンスを見せると、最後にはピアノの上に乗り、足で鍵盤をたたく。そのまま「エキセントリック」へ移るという演出にも会場からは感嘆の声が上がった。
■平手センター
この日、平手はユニット曲「青空が違う」「バレエと少年」などを除くほぼすべての曲でセンターを務めた。
■「不協和音」で観客の興奮が爆発
ダンサブルなナンバー「アンビバレント」、欅坂46の代表曲ともいえる「サイレントマジョリティー」、ライブで盛り上がること必至の「危なっかしい計画」など本編で19曲を披露し、観客を魅了し続けた本公演だったが、最大のハイライトは間違いなくアンコールだった。
本編ラストの楽曲「太陽は見上げる人を選ばない」が終わると、会場からは「欅コール」が起こる。メンバーが再び登場するのを待つ中、突然の大音量とともにメンバーが板付きで登場。そのイントロは「不協和音」だった。
イントロと同時に火花が上がると、会場からはまさに割れんばかりの大歓声が起こった。「不協和音」は2017年にリリースされて以降、近年ではほぼ披露されていなかった楽曲だ。メンバーの全力のパフォーマンス、そして平手の「僕は嫌だ!」が発せられると、会場全体のボルテージは最高潮に。刺すようなまなざしで、平手2度目の、ためるような「僕は嫌だ!」が飛び出すと、同時に爆音とともに火花が上がった。曲のラストに向けてさらに大きな歓声が起こった。
「不協和音」が見せた興奮はすさまじく、曲が終わった後には拍手が起こった。ダブルアンコールへの声はやまない。
■ラストは平手のソロ曲「角を曲がる」
ダブルアンコールへの声に応えるように、平手はオープニングのように、再び一人で姿を表す。グレーの制服に身を包んだ平手は、自身のソロ曲「角を曲がる」を歌い出す。力強く、しっとりとした踊りとともに5万人の前で、一人見せきった平手。最後には少しほほ笑んでいるように見えた。「ありがとうございました」とささやくような声で平手が観客へ感謝の言葉を述べ、深くおじぎをすると、ライブは幕を閉じた。
※詳細のライブレポートは、別記事にてお届けします。
19日に行われた「夏の全国アリーナツアー2019 追加公演in東京ドーム」セットリストは以下の通り
M1「ガラスを割れ!」
M2「語るなら未来を…」
M3「Student Dance」
M4「エキセントリック」
M5「世界には愛しかない」
M6「青空が違う」
M7「バレエと少年」
M8「制服と太陽」
M9「二人セゾン」
M10「キミガイナイ」
M11「もう森へ帰ろうか?」
M12「僕たちの戦争」
M13「結局、じゃあねしか言えない」
M14「サイレントマジョリティー」
M15「避雷針」
M16「アンビバレント」
M17「風に吹かれても」
M18「危なっかしい計画」
M19「太陽は見上げる人を選ばない」
アンコール
EN1 「不協和音」
EN2「角を曲がる」