【写真】型破りなヒロイン“天ノ真奈子”を演じる松雪泰子、ほか主要キャスト 『ミス・ジコチョー』会見の様子
本作は『陸王』『半沢直樹』の八津弘幸、『おっさんずラブ』の徳尾浩司がオリジナル脚本を手がけた1話完結型のミステリー・エンターテインメント。とある一流大学の工学部教授にして、「失敗学」を研究する天ノ真奈子(あまの・まなこ、松雪)が、“事故調査員”としてさまざまな事故の謎を解き明かすさまを描く。
今回の会見には松雪のほか、堀井新太、須藤理彩、高橋メアリージュン、小林大児(制作統括)、福井充広(演出)が登場した。
松雪は、自身の役柄を「経験したことのないタイプの役。思考のスピードが早すぎてまわりを振り回してしまう。今までやったことがない」と解説。本作に関しては「(キャラクター同士の)関係性を明確にすればするほど、物語の造形は深くなっていくし、見てくださる方にも伝わっていくと思う。俳優陣がそのことを理解した上でシーンを積み上げていくのは、特に今回のような作品では大事だと思う」と持論を展開した。
バディ役の堀井は「一番大事にしたのは、松雪泰子さんとのバディ感。第1話を拝見して、個人的には、塩味すぎたかな」と“失敗”を反省すると、須藤が「(堀井は)毎回『カット!』とかかった瞬間に『あ~! オレ失敗した!』という反省が始まるんですね(笑)。最初は皆フォローしていたけど、最近になって私が面白くイジるような立場になった。今のところ、優しく付き合ってくれるのは松雪さんしかいない。
須藤が、松雪のヘルメット姿は「かわいかった。今まで見たことのない松雪さんが見れる」と評すると、松雪は笑いながら「ヘルメットは最強アイテム(笑)。ものスゴく気に入っている。ジコチョーらしさが一番出ている。今回、被り物を積極的に被っていきたいと監督とも話している」と明かした。
劇中で真奈子が「失敗しちゃった」という決めゼリフを言う場面では、松雪の顔がアップになる。松雪は「カメラ目線でしたので、最初はビックリしました。そのプランを頂いたときは『どうしよう…』と思いましたが、とまどいながら、勇気を振り絞りました(笑)」と述べた。
ドラマ『ミス・ジコチョー~天才・天ノ教授の調査ファイル~』は、10月18日22時よりNHK総合にて放送スタート(連続10回)。