超熟女ブームなのか、男性週刊誌のグラビアに、いまは還暦を過ぎた高橋惠子やひし美ゆり子、それに、高倉健さん死後、“健さんの恋人”としてマスコミに登場した児島みゆきらの、昔のヌード写真が掲載され、団塊世代の下半身を甦らせている。そんな流れの中、最近の週刊誌には、超熟女となった神保美喜の33歳当時の秘蔵ヌードが掲載されていたが、それを見て思い出したのが、次男の離婚問題で、女性誌に“日本一の親バカ”と報じられた徳光和夫と神保との不倫疑惑だ。



 徳光は女性のウワサとは無縁といった清廉潔白、生真面目イメージで売っていたが、日本テレビのアナウンサー全盛時代、同局の『歌のワイド90分!』で番組アシスタントを務めていた神保と不倫疑惑が噴出したのだ。

 神保は日テレの『スター誕生!』で最優秀賞を獲得。日本フォノグラムにスカウトされて、「サンミュージックプロダクション」に所属。1976年に「はじめてのワルツ」で歌手デビューした。その後、女優としても活動。82年から徳光が司会を務める『歌のワイド90分!』のアシスタントに抜擢された。


 当時、徳光は朝の看板番組『ズームイン‼ 朝!』の司会も務め、多忙で神奈川県茅ケ崎の自宅から通うのが大変だということで、日テレに近い麹町のマンションに部屋を借りていた。筆者は、その部屋に、神保が出入りする姿が頻繁に目撃されているという情報を得て、張り込んだ。

 所属のサンミュージックは、神保を清純派アイドルとして売り出していただけに、当時、同プロ社長を務めていた故・相澤秀禎氏は不倫発覚を恐れた。それは、サラリーマンであり、主婦向け番組を担当していた徳光も同じだ。

 しかし、夫の不審な動きを察したのか、徳光の奥さんが、都内のマンションに掃除を目的に頻繁に通うようになってから、神保の目撃談は消えた。筆者も現場を押さえることはできなかった。
徳光の不倫疑惑は、疑惑のまま終わってしまったのだ。

 その後、日テレを辞めてフリーになった徳光は、稼ぎに稼ぎまくったようだ。4年前に東京TOKYO MXのアナウンサーだった田野辺実鈴と結婚した次男の正行に2億円の新居をプレゼントしたと、女性誌に報道された。正行はこれを否定したが、いまだに毎年、高額なお年玉をもらっていることは認めた。これでは、確かに親バカである。正行もテレビで離婚原因を聞かれて、家庭を顧みなかったことを振り返りつつ、「僕はピーターパン」などと語るバカ息子だった。


 みのもんた同様、徳光も子育ては失敗といわれても仕方がない。その徳光、かつて、不倫がウワサされた神保の若き頃のヌード写真グラビアを見て、当時を思い出しているのだろうか? その心境を聞いてみたい。
(文=本多