「美談のように聞こえますが、とんでもない。単なる暴走結婚ですよ」

 そう明かすのは、芸能プロ関係者だ。

女優の堀北真希と俳優の山本耕史が22日、電撃結婚を発表した。

 2009年4月の連ドラ『アタシんちの男子』(フジテレビ系)で初共演し、今年5月の舞台での再共演をきっかけに恋人関係に発展。6月から交際を始め、今月初めから2人は同居生活を始めているという。

 堀北は所属事務所を通じ「お互いにこれからの人生を共にしたいと思うようになり、この度結婚の運びとなりました」。山本は「人としておおきな責任感と、また更なる使命感に満たされ、襟を正しています」とコメント。堀北は妊娠しておらず、結婚後も仕事を続けるという。


 わずか交際2カ月でのスピード婚に誰もが目を丸くするが、マスコミ関係者の間では「よく堀北の結婚が許されたな……」と疑問の声も上がっている。

 これに、冒頭の芸能プロ関係者は「ここにこそ、今回の結婚劇の真相が眠っている」と断言。物静かに見える堀北だが、実はこのところ自己主張が激しくなり、事務所サイドも手を焼いていたという。

 きっかけとなったのは、同じ事務所に所属する親友の黒木メイサが、2012年に赤西仁と結婚したこと。

「黒木さんと赤西さんはデキちゃった結婚で、事務所にも事後報告だった。この世界で事後報告はご法度。
その後、赤西さんはジャニーズ事務所を辞め、現在は開店休業状態です。しかし2人は、本業はともかく、仲むつまじく幸せな家庭を築いている。結婚願望の高い堀北さんも、2人に触発された可能性が高い」(同)

 交際数カ月の結婚となれば、事務所サイドは猛反対して然るべき。しかし、それができないほど今回は堀北の意志が強かった。

「黒木さんが産休や子育てに専念する中、堀北さんへの仕事の負担が大きくなり、彼女はパンク寸前のところまで追い込まれた。その頃から『こんなことを続けていたら、一生幸せになれない』と考え始めるようになったそうです。
今回も『結婚が無理なら辞める』くらいの覚悟を、事務所側に伝えたのでしょう」とは別の芸能プロ関係者。

 ファン離れは必至だが、女の幸せを優先した堀北の英断は、今後の芸能界の結婚事情にも影響を及ぼしそうだ。