芸人たちが反社会的組織の忘年会に参加していたとの報道を受け、6月14日、テレビ朝日は吉本興業に対して所属タレントのコンプライアンス遵守の徹底を求めた。
「これは、カラテカ入江慎也の仲介でこの忘年会に参加していた雨上がり決死隊・宮迫博之が、MCを務める同局『アメトーーク!』に主犯格夫婦を招待すると声高らかに宣言している動画が公開されたためです。
また、吉本の対応に関しては、16日放送の『ワイドナショー』(フジテレビ系)内でダウンタウンの松本人志も「吉本がいろいろやっていると思うので」と言及。その上で、現在は静観しているが、「何かモヤモヤっとするようでありましたら、ボクもちょっと何らかの処置というか間に入るなりしないと」と語っていた。
では、吉本はコンプライアンス遵守のために何をするのだろうか?
「カラテカ・入江慎也のほかに楽しんごを解雇したことから考えられるのは、まず『闇営業禁止』。また、昨年不祥事続きだったジャニーズ事務所の例を挙げると、所属芸人たちに対し、コンプライアンス講習の実施。
これを聞くと闇営業はなくなりそう。だが、それを行ったところで、「今回の問題は解決できないだろう」と先の芸能記者は、こう語る。
「闇営業ばかりがマスコミで取り上げられていますが、今回の問題では闇営業が悪いというわけではなく、“反社会的組織との関わりがあった”ということです。吉本では島田紳助が反社会的組織との付き合いが報道された際、すぐに『芸能界引退』を発表したことで、沈静化したことがあります。それだけに本来であれば、入江だけではなく宮迫ら参加した芸人たちも解雇するべき。
吉本がこの報道を本気で沈静化させたいなら、やはり参加した芸人たちに“厳重注意”以上の処分を下さないと難しいのかも!?