オスカープロモーション公式サイトより

 1月27日付けの「週刊女性PRIME」(主婦と生活社)にて、3月いっぱいで所属事務所オスカープロモーションを退社すると報道された岡田結実が、主演ドラマ『女子高生の無駄遣い』(テレビ朝日系、金曜午後11時15分~)で苦戦を強いられている。

 同作はピーノ氏による同名漫画が原作で、さいのたま女子高等学校に通う、個性派ぞろいの女子高生たちが、ただただ無駄に浪費する日常を描いた学園コメディ。

岡田は主人公の「バカ」こと田中望役で、おバカなモテないJKを演じている。

 視聴率は初回3.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区・以下同)と厳しいスタート。第2話3.5%、第3話4.5%と上げたが、第4話で4.0%と降下。第5話(21日)では2.7%まで落ち込んでしまった。

 この「金曜ナイトドラマ」枠で見ると、前クールの『時効警察はじめました』は平均6.0%で、それと比較すると、『女子高生の無駄遣い』はかなりの低空飛行。岡田が同枠で、前回主演した『私のおじさん~WATAOJI~』(昨年1月期)も平均4.1%と低かったが、今作はそれをも下回りそうな気配だ。

 前述の「週刊女性PRIME」によれば、岡田が事務所を辞めたい理由を、「先輩の米倉涼子のように女優業をメインに取り組みたい」「事務所はバラエティの仕事を多く取ってくるそうで、演技をやりたい岡田と意思の疎通がうまくできていなかった。女優として自分を評価してくれる事務所へ移籍したい」などとしていたが、現実とのかい離も見られる。

ますだおかだ岡田圭右の愛娘ということで、確かにバラエティでの需要がある岡田だが、それでもオスカーは女優業でもチャンスを与えてきています。2017年2月公開の映画『傷だらけの悪魔』で役者デビューさせると、18年3月23日と30日に放送されたスペシャルドラマ『静おばあちゃんにおまかせ』(テレ朝系)では、ドラマ初出演にして初主演という異例の大抜擢。その後、同7月期『ヒモメン』(窪田正孝主演、同)では女優2番手で出演。そして、『私のおじさん』『女子高生の無駄遣い』では立て続けに主演。

女優としての実績が乏しい岡田に、同事務所は大きなチャンスを与え続けてきている。それだけに報道されている退社理由には違和感しかありませんでした」(週刊誌記者)

 現状、岡田が出演してきたドラマはコメディが多く、シリアスな演技は求められていないとあって、その演技力は未知数。しかも、主演ドラマが爆死続きでは、その商品価値はだだ下がりだ。正直、オスカー以上に、岡田を女優として評価してくれる有力な芸能事務所があるのか甚だ疑問。それでも、岡田は自身の実力を過信して、移籍の道を選択するのか気になるところだ。