テレビ東京系の人気バラエティ番組『YOUは何しに日本へ?』のナレーションなどで活躍するナイジェリア出身のタレント、ボビー・オロゴン容疑者(54=本名・近田ボビー)が16日、妻への暴行容疑で現行犯逮捕。18日に釈放された。
ボビー容疑者は警察の取り調べに対し、「手で妻の顔を振り払い、遠くに押しやるような行為を働いた」という趣旨の供述をしているが、暴行については「やっていない」と否認を続けているという。
とぼけた日本語と愛嬌のあるキャラクターで人気のボビー容疑者逮捕のニュースは、マスコミ各社が大きく報道。テレビで披露する陽気な顔とは裏腹の粗暴な一面に驚きを覚える視聴者が多かったとみられるが、業界からは「起こるべくして起こった」との声も漏れ聞こえてくる。一体どういうことなのか?
「ボビーの凶暴さは、一部ではよく知られていました。暴力沙汰は今回が初めてではなく、これまでにも何度も騒ぎを起こしています。2006年には所属事務所内で大暴れし、スタッフら4人に大ケガを負わせたこともありました。
テレビカメラの前では見せないボビーの危険な一面についての証言は、まだある。若者グループを相手に激高した ボビーを目撃したというのは、六本木にある飲食店の従業員だ。
「今から2年ほど前のことですが、六本木の路上にちょっとした人だかりができていて、その中心にボビーがいたんです。通行人が写真撮影を求めると応じてくれたりと、和やかな雰囲気でした。
また、ボビー容疑者と親交のあるタレント・モト冬樹(69)は、17日に自身のブログを更新。「ボビー、またかよ」と題した記事で、「以前にも暴力事件を起こしたことがある」と指摘し、「普段は明るくてめちゃくちゃいいやつなんだけど 喜怒哀楽が激しい」と明かしている。
被害に遭ったとされるボビーの妻は報道陣の取材に対し、「長年、さまざまなDVを受けてきた」と語っており、両者の言い分には食い違いも出ている。
今後の展開に注目だ。