唐田えりか(写真/Getty Imagesより)

 俳優の唐田えりかが、先ごろ掲載された「スポーツ報知」のインタビュー取材で、日本に加えて来年からは韓国での芸能活動にも力を入れ、日韓の2拠点生活を送る意向であることを明かした。

 2015年にデビューした唐田だが、17年より韓国においてイ・ビョンホンら人気俳優を数多く擁する芸能事務所『BHエンターテインメント』に所属。

これまで韓国ドラマ『アスダル年代記』シリーズなどに出演している。

 同紙に対して唐田は、「韓国の映画、ドラマが大好きで、韓国の俳優さんのお芝居を勉強したいと思っています。学んで吸収しながら、お芝居をもっと追求したい」と語っている。また、かねてより韓国語を勉強しており、現在では日常会話には支障がないほどだという。今後は数多くの話題作で世界を席巻する韓国エンタメの本場に飛び込み、日韓両国を行き来しながら国際派俳優として活動の幅を広げるという。

「韓国で活動をスタートさせるや、所属事務所フラームの先輩である広末涼子に続く清純派女優として将来の活躍が期待されていた。

ところが20年1月、映画『寝ても覚めても』(2018年)で共演した東出昌大との不倫を『週刊文春』(文藝春秋)が報じ、芸能活動を休止状態に。同作オーディションでゲットした役の演技が高評価を受けていた矢先のスキャンダルで、韓国での活動もままならなくなってしまった」(映画業界関係者)

 その後、活動休止中の20年12月より、写真専門雑誌「日本カメラ」(日本カメラ社)において連載をスタートさせたが、21年4月発売号で同誌は休刊、連載も終了した。そして22年11月26日公開の『の方へ、流れる』で3年ぶりに映画主演を果たし、芸能活動休止以来初の公の場への登場となる初日舞台あいさつにおいて、感極まり涙を見せた。

 そんな唐田だが、今年に入っていずれも主演・ヒロインを務めた映画『死体の人』、『無情の世界』が公開され、12月1日には主演映画『朝がくるとむなしくなる』の公開が控えている。さらに来年には、1980年代の女子プロレスブームをけん引したタッグチーム、クラッシュ・ギャルズの長与千種役を演じたドラマ『極悪女王』がNetflixで世界配信。体重を増量して役に挑んだ同作は話題になりそうだが……。

「不倫騒動の影響なのか、相変わらず、テレビドラマやCMのオファーはないようです。おまけに、今年6月、先輩の広末の不倫が同様に『週刊文春』で報じられるや、東出との不倫騒動を蒸し返されてしまいました。日本の芸能ビジネスはテレビで顔を売って、CMのオファーを得るという旧態依然とした構造がいまだ根強く残っています。やはり唐田のスポンサー受けは良くはありません。ただ今後、『極悪女王』や韓国作品での役が話題になれば、日本の話題作からオファーも届き、逆輸入の成功例になることを期待する関係者は多いですね」(芸能記者)

 韓国の所属事務所が唐田をどうマネジメントするかも注目される――。