渡辺直美(写真/Getty Imagesより)

 タレントのフワちゃんが3月17日、自身の公式SNSを通じて、4月から海外移住することを発表した。まずはアメリカに住み、その後、ポルトガル、キューバなどに移り住む計画があるという。

移住の期間は未定で、仕事については日本と行き来しながら、今後も続けるとのことだ。

 過去にも海外移住の願望を明かしていたことがあるフワちゃん。それを見据えて、徐々に仕事を減らしていたとも言われている。実際に『ヒルナンデス!』(日本テレビ系)のレギュラーはこの3月で降板。今後も海外レポートなどの形で番組に登場するという。

「一応、日本国内の番組出演が完全にゼロになるというわけではなさそうですが、一気に仕事が減るのは間違いないと思います。

日本と海外を行き来すると言っても、わざわざ日本に呼び寄せてまで出演してもらいたいという番組もほとんどないでしょうしね。ネットでは、このまま落ちぶれるのではないかという声も聞こえてきますが、そのあたりは本人も覚悟していると思いますよ」(テレビ局関係者)

 フワちゃんのタレント生命を危ぶむ見方がある一方で、海外移住することで“タレントとしての格が上がる”と予測する関係者もいる。

「日本国内でのバラエティー仕事を減らして、海外に拠点を移したことで“格が上がった”前例としては、渡辺直美さんがいます。直美さんは現在、ニューヨークを拠点にしていて、自身のブランドの宣伝はもちろん、ほかの有名ブランドの仕事も含めて、インフルエンサー的な役割がメインです。

日本に帰ってきた際には、多少のバラエティー番組にも出ますが、ディズニーなどのグローバル企業のイベントに出席するなど“一流タレント”で、基本的に“単価が高い仕事”。そういう意味で、タレントとしての格が上がったと言えるわけです。

フワちゃんについても、直美さんに近いスタイルで海外移住することになるので、バラエティー番組への露出は減っても、逆にインフルエンサーとして格が上がる可能性はなくもないのでは」(メディア関係者)

 渡辺直美のほかにも、バラエティー番組への出演を控え、インフルエンサーとしての活動が増えたことで“格が上がった”のが、モデルのローラだ。

「最近ではまったくバラエティー番組で見ないローラさんですが、モデル、インフルエンサー、そして企業イベント出演などで、しっかりと稼いでいます。何本もバラエティー番組に出るよりも、よっぽど楽で自由で、しかもギャラがいい。タレントとしては、こんなにおいしいスタイルはないでしょう。SNSに強いからこそできることですが、ローラさんや直美さんのパターンは完全な勝ち組です」(同)

 ちなみに、インスタグラムのフォロワー数を見てみると、渡辺直美は1004万人、ローラは915万人、フワちゃんは70万人だ。直美やローラに比べて、フワちゃんの影響力は物足りなくも感じるが、何よりSNS中心の活動にすることで、“炎上リスク”を回避できるという大きなメリットがある。

「フワちゃんは、バラエティー番組でよくも悪くも目立ちやすいし、ネット上では遅刻癖などについて叩かれやすい。メディア露出が多いとそれだけ炎上リスクも高くなります。今後、海外に住んでSNSで日常を発信していくようなスタイルになれば、炎上リスクは一気に軽減されるでしょう。神経をすり減らしてタレント活動をするよりも、精神的にもポジティブな影響があるはずです。フワちゃんにとって海外移住は、さまざまな面でプラスの効果があるでしょうね」(同)

 果たしてフワちゃんは、勝ち組インフルエンサーの仲間入りをするのだろうか。今後のSNSから目が離せない。