橋本奈々未がセンターを務めた「サヨナラの意味」【初回仕様限定(CD+DVD)盤 Type-A】/乃木坂46公式サイトより

 乃木坂46の1期生で2017年にグループを卒業し、そのまま芸能界を引退して「伝説のアイドル」となっていた橋本奈々未が、4月1日付でソニー・ミュージックエンタテイメントに入社していたと報じられた。アイドルから大手レコード会社社員への華麗なる転身にファンから驚きの声が上がっている。

 橋本は2011年に乃木坂46の1期生メンバーとしてデビューし、フジテレビドラマ『SUMMER NUDE』にレギュラー出演したり、ファッション誌「CanCam」(小学館)の専属モデルに起用されたりとソロでも活躍。2016年に16thシングル「サヨナラの意味」で初のセンターに抜擢されたが、人気が沸騰したまま2017年にグループを卒業。そのまま芸能界を完全引退し、消息がつかめなくなった。

 多くのファンが知りたがっていた橋本の近況について、1日付の「NEWSポストセブン」(小学館)が「橋本奈々未が4月1日付けで『大手レコード会社』に電撃入社していた」と報道。橋本は4月1日付でソニー・ミュージックエンタテイメントに入社し、クリエイターらのギャラリーやイベントなどを企画するアートビジネス推進部に配属されたという。

 記事によると、引退後はソニーとは別の音楽系事務所でアーティストのマネジメント関連の仕事をしていたといい、実績を積み重ねてキャリアアップ転職したともいえそうだ。

 長らく「消息不明」状態だったと先述したが、実は近況がうかがえる動きもあった。引退から6年が経過した昨年7月、橋本のものとみられるInstagramアカウントが開設され、同年12月に彼女らしき女性が海辺ではしゃいでいる写真が公開されていた。

 さらに、今年3月にはTOKYO MXで放送されていた音楽番組『69号室の住人』が最終回を迎えた後、MCを担当したグランジの遠山大輔がSNSに投稿した写真に橋本が写っていると話題に。大勢のスタッフらと一緒に撮影した集合写真で、花束を手にした遠山の隣にアイドル時代とほとんど変わらないルックスの橋本らしき黒い服の女性がいたのだ。

 この番組ではスタッフとして、企画・監修に「nanamih」という人物がクレジットされており、数年前から一部ファンの間で「ななみん(橋本)のことなのでは?」とウワサになっていた。話題になった集合写真や先述の記事の「音楽系事務所で働いていた」という内容を踏まえると、その可能性はかなり高そうだ。

表舞台からは距離を置きつつ、おそらく音楽業界で裏方の仕事をしていたのだろう。

 これを受けて、ネット上のファンからは「ソニー入社ってすごい、おめでたい!」「ななみんが同僚になるソニーの社員さん羨ましすぎ」「なぁちゃん(西野七瀬)が結婚して、ななみんはソニーに入社かあ」「ソニーなら乃木坂の仕事やってほしい」などと祝福や驚きの声が上がっている。

 橋本はアイドル引退の理由について、テレビ番組で「家がすごく貧乏で(乃木坂に)入ったのはお金のためだった。水道が止まる、ガスが止まる、みたいな。私は1人目だったから学校に行かせてもらったけど、弟までお金が回るか分からなくて、私が何とかしなくちゃと思って」と告白。弟の大学の学費が免除になり、家庭の経済状況が変わったことで、母親から「弟は自立して、私も自分で生活できるから、もう無理しないで好きなことをして」と伝えられたことが引退のきっかけになったと明かしていた。

 引退後は一部週刊誌で「裏方になりたがっている」と伝えられていたが、彼女はその希望通りに大手レコード会社で裏方として活動していくことになりそうだ。

 橋本が企画・監修した可能性が指摘されている『69号室の住人』は、乃木坂46の現役メンバーが出演したこともあったが、彼女がソニー入り後に乃木坂と絡むことはあるのだろうか。