ロンドンブーツ1号2号公式プロフィールより

 お笑い芸人・ロンドンブーツ1号2号の田村亮が、4月7日放送の『ロンドンハーツ』(テレビ朝日系)に出演した。亮は、2019年6月に起こった“闇営業問題”で謹慎処分を受けていたが、相方・田村淳の力添えもあって、今年1月に芸能活動を再開。

今回、約9カ月ぶりの地上波出演を果たした。

 番組開始早々、スタジオの袖に亮がいることに気づいた共演者たちが驚く中、淳は「今週から弊社の所属タレント、地上波復帰することになりました」と説明。亮が「いろいろご迷惑をおかけしました。すみません」と謝罪すると、スタジオは「おかえりなさい」と歓迎ムード。しかし、亮は「地上波に復帰したとはいえ、すぐにスタジオに入るのはあれなんで、しばらくは見学を……」と、その後もセットの外に。そんな亮に対して、共演者の有吉弘行は「邪魔、気になるから!」「あたしゃ、許さないよ」とイジって場を盛り上げていました。

「亮の登場に、ネット上は『十分反省したと思うし、復帰してよかった!』『初心に返って、もう一度舞台に立ってほしい』という温かい声が上がる一方で、『芸能界って本当に甘いね』『淳がいなければ何もできなかったくせに』と、批判もありました。同じく闇営業問題を起こして活動を自粛した、雨上がり決死隊の宮迫博之は、今年1月にYouTuberデビューしたところ大バッシングを浴びています」(芸能ライター)

 スキャンダルによって活動を自粛、その後復帰を果たすも、賛否両論を呼んだ芸能人はほかにもいる。17年1月に女子高生との淫行疑惑を「フライデー」(講談社)に報じられた、お笑い芸人の狩野英孝がその一人だ。

「報道後に狩野は会見を開き、女子高生から『22歳』だと聞かされていたとしつつ、“関係”自体は認めました。それと同時に、芸能活動を当面自粛すると発表。その後、17年6月1日付で謹慎は解除され、地上波復帰となったのは、同9月7日放送の『アメトーーク!』(テレビ朝日系)で、当時は『狩野のキャラだとなんか許せる』『やっぱりいじられキャラはテレビに必要』との声もありましたが、『復活するまで早過ぎない?』『狩野のことだから、また問題起こしそう』といった厳しい声も少なくありませんでした」(同)

 16年1月、世間に衝撃を与えたタレント・ベッキーとゲスの極み乙女。

・川谷絵音の不倫騒動は、復帰後も大バッシングが待っていた。ベッキーは当時、11本抱えていた地上波のレギュラー番組をすべて降板、CM10社も契約解除となり、芸能活動を休止。それから4カ月後の5月13日に放送された『金曜日のスマイルたち』(TBS系)に出演し、復帰を果たした。

「『金スマ』で涙ながらに謝罪したベッキーは、川谷のことを『男性』と呼び、『縁を切った』ことを強調していました。これでテレビに復帰したとはいえ、騒動から1年余りは自粛モードでした。その後、17年1月に北海道文化放送の情報番組『北海道からはじ○TV』(現在は終了)にレギュラー出演し、最近では映画やドラマでも姿を見るようになりました。

しかし、ネット上ではいまだに『顔を見るだけで不愉快』『芸能界から消えてほしい』『何年たっても“川谷”がチラつく』など、相変わらず拒否感を示す声があります。自粛によって反省する姿勢を見せても、“不倫”のイメージは払拭できないようですね」(同)

 誰もが温かく復帰を迎えてくれない現実を知り、ようやく自身が犯した過ちの大きさに気がつくのかもしれない。