「ケンタッキーフライドチキン」を運営する日本KFCホールディングス株式会社が、記念株主優待を実施することを、2021年2月10日の15時に発表した。

 日本KFCホールディングスの記念株主優待は、「2021年3月末と9月末」時点の株主が対象となり、内容は「100株以上の株主に、保有株数に応じてケンタッキーフライドチキンで利用できる『自社商品券』を贈呈」というもの。

 日本KFCホールディングスが記念株主優待を実施する理由は「当社は、2020年7月4日をもって創業50周年を迎えました。(中略)つきましては、株主の皆様への感謝の意を表すとともに創業50周年を記念し、記念株主優待を実施させていただくことといたしました」とのことだ。

 日本KFCホールディングスは、従来から毎年3月末と9月末時点の株主を対象に株主優待を実施しており、優待品は記念株主優待と同じく「自社商品券」。2021年の株主優待では、通常の株主優待と記念株主優待をダブルで受け取ることができる。

 また、日本KFCホールディングスは同時に、2021年3月期の期末配当において「1株あたり10円」の創業50周年記念配当を実施することも発表している。
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日本KFCホールディングスの記念株主優待と通常の株主優待の詳細 ◆日本KFCホールディングスの記念株主優待の詳細 基準日 保有株式数 株主優待内容 2021年3月末・
2021年9月末 100株以上 自社商品券(500円相当)×2回 300株以上 自社商品券(1500円相当)×2回 500株以上 自社商品券(2500円相当)×2回 1000株以上 自社商品券(5000円相当)×2回 ◆日本KFCホールディングスの通常の株主優待の詳細 基準日 保有株式数 保有期間 株主優待内容 3月末・
9月末 100株以上 3年未満 自社商品券(500円相当)×2回 3年以上 自社商品券(1000円相当)×2回 300株以上 3年未満 自社商品券(1500円相当)×2回 3年以上 自社商品券(3000円相当)×2回 500株以上 3年未満 自社商品券(2500円相当)×2回 3年以上 自社商品券(5000円相当)×2回 1000株以上 3年未満 自社商品券(5000円相当)×2回 3年以上 自社商品券(1万円相当)×2回 日本KFCホールディングスの株主優待利回りは?

 日本KFCホールディングスの2021年2月10日時点の株価(終値)は2943円なので、株主優待利回りを計算すると、以下のようになる(※株主優待は年2回、受け取ると仮定。通常の株主優待と記念株主優待を合算。継続保有期間3年未満の場合)。

(100株保有の場合)
投資金額:100株×2943円=29万4300円
優待品:自社商品引き換え券2000円相当
優待利回り=2000円÷29万4300円×100=0.67%

(300株保有の場合)
投資金額:300株×2943円=88万2900円
優待品:自社商品引き換え券6000円相当
優待利回り=6000円÷88万2900円×100=0.67%

 日本KFCホールディングスの株主優待は、ケンタッキーフライドチキンで利用できる「自社商品券」。2021年の3月と9月の株主優待では、記念株主優待が実施されるおかげで、保有期間が3年未満の場合、もらえる「自社商品券」の額面が通常の2倍になる。それでも株主優待利回りはあまり高くはないが、ケンタッキーフライドチキンが好きな人なら保有を検討してもよさそうだ。
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 日本KFCホールディングスは、ケンタッキーフライドチキンのフランチャイズ展開を手掛ける企業。

本社は横浜市。2021年3月期(通期)の連結業績予想は、売上高が865億円(前期比8.6%増)、営業利益が60億円(前期比25.4%増)。コロナ禍における巣ごもり需要を背景に業績を伸ばす。
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■日本KFCホールディングス業種コード市場権利確定月小売業9873東証2部記念優待:2021年3月末・9月末
通常優待:3月末・9月末株価(終値)必要株数最低投資金額配当利回り2943円100株29万4300円2.03%※株価などのデータは2021年2月10日時点。最新のデータは上のボタンをクリックして確認してください。
※「必要株数」は株主優待の獲得に必要な株数、「最低投資金額」は株主優待の獲得に最低限必要な資金を指します。
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