本作の主人公は、洋食屋と運び屋の2つの顔を持つ男・白鳥剣(田辺)。そんな剣の洋食屋に、アルバイトとして働きたいと言ってきた女性・天野杏奈(影山)。好奇心旺盛な杏奈は、運び屋の仕事にも首を突っ込んでくる。しかし彼女が運び屋に関わるのには、実は剣との過去が大きく関わっていて……。「モノ」や「ヒト」と共に、依頼人が抱える様々な事情を運ぶことで生まれる、今までにない新たなヒューマンドラマとなっている。
そんな本作の印象を、「運び屋の物語ということで、アウトローでワケがありそうな作品を想像しましたが、話を聞いていくうちに“なるほどそっちか!”という。
本作でバディ役を務める田辺と影山だが、この作品が初共演。しかし、田辺は「バディとして本当に助かりました。そんなにお芝居をしたことがないと言っていましたが、僕より現場のことを詳しく知っています。
一方の影山も「田辺さんは1つ文章から何通りもの表現を見せてくれ、毎シーンごとに新しい発見を与えてくれました。演じる杏奈もですが、私も田辺さんのおかげで“挑戦したい”と思わせてくれました。尊敬できるバディでいてくださって、光栄です」と田辺に感謝を述べた。
そんな2人には“画伯”という共通点が。2024年の干支が辰年ということで龍の絵を描くことになったのだが、2人とも龍というより芋虫に近い生き物を描き上げ、会場はザワザワ……。
田辺の描いた龍より「私の方が強そう」と、こちらも自信満々の影山。「龍は魚っぽいので鱗を描きました。ただ、1つ1つ描いていたら2024年が終わってしまうので、簡略化しました」と言い、記者の笑いを誘っていた。
2024年をどんな年にしたいかを聞かれると、影山は「最近ポケモンカードにすごくハマっていて。