Natureは、身近な家電をIoT化し、スマートホームを手軽に実現できるツールとして、スマートリモコンの「Nature Remo」を開発、2021年には電力小売事業にも参入し、「Natureスマート電気」によるサービス提供を進めてきた。電力需要の平準化により火力発電所の不要な稼働を減らすなど、環境負荷を下げつつ利便性の高い暮らしを実現することを目指している。
新機能の「Nature Smart Eco Mode」は、電気代の変動に応じ、家電が自動的に節電するもの。Natureによると日本では初のサービスになるといい、「Natureスマート電気」の「スマートプラン」に加入し、「Nature Remo」と組み合わせれば誰でも利用できる。
独自のアルゴリズムで完全に自動化されているため、ユーザーはこの機能をオンにしておきさえすれば、手軽にお財布にも環境にも優しい家電利用ができる。まずは消費電力の大きいエアコンの温度調節に対応したといい、今後対応する家電の種類や機能について順次アップデートを重ね、サービスを拡張していくとしている。
また、「Nature Remo」のオートメーション機能に、30分ごとで変化する電力量料金単価をベースに家電を自動操作する仕組みも追加した。ユーザーがあらかじめ任意の電力量料金単価を設定しておくと、その水準を上回る単価になった時にエアコンをオフとしたり、照明を自動で消したりといったことが可能になっている。
「Nature Remoアプリ」で通知を受け取ることもできるため、リアルタイムで変動する電気の価格により、自身で家電の利用を調整・操作することも可能だ。この通知機能では、設定した料金単価をいつまで上回ることになるのかも合わせて案内されるという。
「Natureスマート電気」の「スマートプラン」は、日本卸電力取引所(JEPX)の電力取引価格により、従量電気料金の単価が決定される市場連動型プラン。
スマートリモコンの「Nature Remo」は、タイマー機能やGPS機能、温度・湿度、照度、人感センサーを搭載し、赤外線方式のリモコンを備えた家電であれば、メーカーや型番・年式などにかかわらず接続させて操作できる。アプリを用いたスマートフォンからの家電操作や搭載センサーによる制御、スマートスピーカーとの連携利用にも対応している。
(画像はプレスリリースより)