【画像】走りの楽しさも見た目もグッとくるミシュラン パイロットスポーツ5
今回発売する「パイロットスポーツ5」は、従来品であるパイロットスポーツ4の後継モデルの位置づけ。パイロットスポーツ4は、レースで培われたテクノロジーを採用することで優れた応答性や操作性を実現しており、ユーザーからも好評価を得ているスポーツタイヤであったことから、「パイロットスポーツ5」では、走りの性能を継承しながらユーザーの求める“走る楽しさ”や“見た目の満足感”をさらに高めるべく開発。スポーツタイヤに求められる性能を最大化させた。
「パイロットスポーツ5」の進化のポイントは、高いグリップ力がもたらすドライ・ウエット性能と、走る楽しさを演出する優れた操縦安定性、高級感を演出するサイドウオールデザイン「フルリング プレミアムタッチ」の採用の3つ。
ウエット性能を向上
まずはグリップ性能について。モータースポーツからのフィードバックにより進化した非対称トレッドパターン「デュアル スポーツ トレッドデザイン」の採用。トレッドデザインは内側に排水性を高めたトレッドパターンを配してウエット性能を高め、外側は大型ブロックにより剛性を高めて、ウエット・ドライどちらの路面でも高いグリップ力を発揮。
これによりパイロットスポーツ4と比べて、ウエット時の最速ラップタイムを約1.7%、平均ラップタイムは約1.5%それぞれ短縮する性能を実現したという。
最速ラップについては同社の試験で、パイロットスポーツ4が1周60秒であったのに対し、パイロットスポーツ5は59秒をマークしたという。
直進性もコーナリングも思いのままに。
操縦安定性については、高強度で耐熱安定性に優れるハイブリッド・アラミド/ナイロンベルトを採用する「ダイナミック・レスポンステクノロジー」により、タイヤが路面と密着することでドライバーの意志をしっかりと路面に伝え、意のままのハンドリングを実現。
また、コーナリング時における接地圧分布をより均一になるよう内部構造を最適化した「バリアブル コンタクト パッチ3.0」の採用で、グリップ力とコントロール性を向上、安定したコーナリング性能を実現する。
これらは接地圧分布と温度変化をシミュレーションにより解析。細かなチューニングを施すことで狙いどおりの性能を実現できたという。
見た目の満足感を高める「フルリング プレミアムタッチ」
スポーツタイヤとしての走りの性能進化はもちろん、見た目のこだわりも見逃せない。タイヤのサイドデザインで特徴的な、黒が際立つミシュラン独自の「プレミアムタッチ」は、さらに黒さを増した。
「プレミアムタッチ」は、これまで精細なタテ溝加工により光の反射を抑えて黒さを表現していたものを、織物のようなより細かな加工を金型に施す独自技術を新たに採用。さらに光の反射が抑えられ、マットな黒さを手に入れた。
これをMICHELINのロゴを起点に製品名であるPILOT SPORT 5のロゴを取り込みながらスポーツマインドをかき立てるチェッカーフラッグパターンへとより長く配置し、サイドウオール全周に施した「フルリング プレミアムタッチ」とすることで、見た目にもスポーティさと高級感を演出。ユーザーが愛車にパイロットスポーツ5を装着した際の満足感も高めているのだ。
優れた走行性能を備えながら省燃費性も抜かりなし
スポーツタイヤでありながら、新コンパウンドの採用により低転がり抵抗も実現。タイヤラベリングは43サイズ中42サイズが転がり抵抗性能「A」、ウエットグリップ性能「a」を取得している。
また、タイヤの摩耗度を確認しやすくするトレッドウェアデザイン「ウェアー トゥー チェック(WEAR2CHECK)」を採用。摩耗度が3段階でわかる3つのホールをブロックに設けたほか、スリップサインとMICHELINロゴの組み合わせで視認性を向上。サイドウオール部にはスリップサインの位置にチェッカーフラッグのマークも配される。
これらによりタイヤの性能を安全に、より長く使い切ることができるので、ユーザーへの経済的負担の低減や、原材料使用量や廃棄タイヤの抑制など環境負荷低減にも貢献できる。
従来品ではおもに欧州で生産して日本に輸入していたが、パイロットスポーツ5は日本への生産拠点をアジアに変更している。グローバルで統一スペックの生産が可能な製造方式の採用によるもので、輸送距離短縮による輸送時の二酸化炭素排出量を抑制できるなど、サスティナブルな製品であることもポイントだ。
レーシングドライバー荒 聖治氏がとにかく「いいタイヤ」としか言わない出来!
今回、メディア向けにオンラインで行われた新製品発表会で、ゲストとして登壇したレーシングドライバーの荒 聖治氏。
事前に試乗した際のビデオが流され、「いいタイヤだね」を連呼。荒氏のファーストインプレッションは「ミシュランのタイヤでドライブしていつも感じるのは、路面に吸いつくような滑らかなグリップ力のよさ。スポーツタイヤだと荒れた路面でゴツゴツとした乗り心地の印象を持っているけれど、パイロットスポーツ5は滑らかでしなやかに吸収しているのを感じられる」と好印象。
また、「タイヤの真円度が高く、行きたいところに転がっていく。直進性が高く、正確なハンドリングできる点もいい。
さらにサーキットでの限界性能の高さを感じられるタイヤと、一般道での安全性というのは、最終的には同じところを求めているとして、「スポーツタイヤとは思えない快適さ、という表現を保ったままハイスピード領域に持ち込んでも路面にしっかりコンタクトしているのを味わえる。楽しくてずっと走っていたくなるタイヤですね」とかなり満足感が高かったようで、実際に、「試乗時にいつまでたっても戻ってこなかった」と開発スタッフのコメントもあり、走りを楽しみたい人に刺さる製品なのではないかと感じた。
荒氏はパイロットスポーツ5のデザイン性にも触れ、「クルマ好きはカスタムする人も多いと思う。特にホイールにこだわる人は多いと思いますが、パイロットスポーツ5はプレミアム感を与えてくれるサイドウオールの存在感はかなり大きいと思います」と語り、「とにかくいいタイヤ。スポーティさも快適性も1本でカバーしていて、トータルで優れている、いいタイヤですね(笑)」と締めくくった。
[ラインアップ]〈 〉内は発売月
■21インチ
255/35ZR21(98Y)XL 〈7月〉
■20インチ
275/45ZR20(110Y)XL 〈7月〉
255/35ZR20(97Y)XL 〈7月〉
255/40ZR20(101Y)XL 〈7月〉
245/35ZR20(95Y)XL 〈7月〉
■19インチ
285/40ZR19(107Y)XL 〈7月〉
275/35ZR19(100Y)XL 〈3月〉
255/35ZR19(96Y)XL 〈5月〉
255/40ZR19(100Y)XL 〈3月〉
255/45ZR19(104Y)XL 〈4月〉
245/35ZR19(93Y)XL 〈4月〉
245/40ZR19(98Y)XL 〈3月〉
245/45ZR19(102Y)XL 〈5月〉
235/35ZR19(91Y)XL 〈4月〉
235/40ZR19(96Y)XL 〈7月〉
235/45ZR19(99Y)XL 〈7月〉
225/40ZR19(93Y)XL 〈7月〉
225/45ZR19(96Y)XL 〈7月〉
■18インチ
275/40ZR18(103Y)XL 〈7月〉
265/35ZR18(97Y)XL 〈4月〉
255/35ZR18(94Y)XL 〈3月〉
255/40ZR18(99Y)XL 〈3月〉
255/45ZR18(103Y)XL 〈4月〉
245/35ZR18(92Y)XL 〈7月〉
245/40ZR18(97Y)XL 〈4月〉
245/45ZR18(100Y)XL 〈3月〉
235/40ZR18(95Y)XL 〈3月〉
235/45ZR18(98Y)XL 〈3月〉
235/50ZR18(101Y)XL 〈3月〉
225/40ZR18(92Y)XL 〈4月〉
225/45ZR18(95Y)XL 〈3月〉
215/40ZR18(89Y)XL 〈4月〉
215/45ZR18(93Y)XL 〈7月〉
205/40ZR18(86Y)XL 〈7月〉
■17インチ
245/40ZR17(95Y)XL 〈4月〉
245/45ZR17(99Y)XL 〈3月〉
225/45ZR17(94Y)XL 〈3月〉
225/50ZR17(98Y)XL 〈3月〉
225/55ZR17(101Y)XL 〈3月〉
215/45ZR17(91Y)XL 〈3月〉
215/55ZR17(98Y)XL 〈3月〉
205/40ZR17(84Y)XL 〈7月〉
205/45ZR17(88Y)XL 〈4月〉
〈文=ドライバーWeb編集部〉
ミシュランタイヤ ウェブサイト
https://www.michelin.co.jp