まず、ステアリングは操縦桿タイプ。
【画像】斬新なコックピット
実際に筆者も試してみたが、使い勝手は意外にも直感的。ステアリング左側のディスプレイには、走行モードやシフト操作が割り当てられており、スマホを握って親指で操作するのと同じ感覚。ステアリング右側のディスプレイは、音楽などのエンターテイメント系を同じく操作できる。
なお、さらにエンターテイメントが欲しいなど、多様なニーズに応えるオプションとして大画面のセンターディスプレイも用意。
それらの操作は、運転手からかなり遠くに配置されたディスプレイ(これが従来メーターの役割)にも表示。手元に目をやることなく操作を確認できるから、ドライバーであってもデジタルコンテンツが楽しめるようになるわけだ。
スマホに慣れた自分の親指なら操作はサクサク。自分がもっとも使う操作画面をトップに持ってきていれば、「どの画面にあったっけ?」と迷うこともなくなるだろう。
ただ、操縦桿タイプのステアリングを握った自分の手で画面が多少隠れることも。ここに関しては、「(手元のディスプレイを)凝視しなくても操作できます。といっても、もう少し位置関係は精査しようと思っています(担当者)」とのことだ。
いずれにせよ、その見た目も操作感も新しい。新しすぎて世の中に受け入れられるか心配になるぐらい。この新しいコックピットコンセプトは、トヨタ/レクサスの次世代バッテリーに同じく投入される予定だ。
10月26日から開幕するジャパンモビリティショー2023にこのコックピットを展示し、来場者が体験できたら楽しいと思うのだが…はたして。
〈文=ドライバーWeb編集部〉