ところでこのスンニュン、日本人の私にとっては「お米フレーバーのお湯」ぐらいにしか感じられず、最初はどうも苦手だった。具も味もないお茶漬けを食べているような気になるのだ。
むしろただのお湯の方がすっきりするのに……と思っていたのだが、飲み慣れるにつれて、そのほのかな香ばしさが、なぜか恋しくなってきた。つかめそうでつかめない幽玄の味、とでも言おうか。また、辛いものを食べた後に飲めば、口もお腹もすっきりする。
原材料はお米とお湯だけ、というシンプル極まりない食品に関わらず、インスタント食品やペットボトルのスンニュンが、わざわざスーパーやコンビニで売られていて興味深い。
オットギの『昔の香ばしいヌルンジ』は、お米のおこげを乾燥させたもの(韓国語でヌルンジ)が、そのままカップに入った商品。2004年11月から販売される人気商品だ。原材料はお米99.9%。これにお湯を注ぎ3分待てば、食堂の味そのままのスンニュンが楽しめる。こちらの商品はお米が多いので、飲み物というよりおかゆとして食べる。
ペットボトルに詰められたスンニュンは、食堂や家庭で飲むものとは違い、コールドドリンクである。いくつか飲み比べしてみた。