ワインのソムリエ、野菜のソムリエなどがありますが、この間「空気ソムリエ」というものがあること発見!

もともとソムリエとは、レストランで客の要望に応えてワインを選ぶ手助けをする専門の担当者のこと。っていうことは、空気を選ぶお手伝いとかをしてもらえるのでしょうか?
さっそく空気ソムリエ協会の方にお話を伺ってみましたよ。


「空気ソムリエは、キレイな空気を保つためにアドバイスしたりできる資格です」と、代表の伴さん。なんでも、下手すると工場の煙突の中にいるより、空気が悪い家がたくさんあるとか。
ま、まじですか?

「空気ソムリエ」は、対処しきれないこびりついたニオイや、そこから発生する汚れた空気をどうやってキレイにするかをアドバイスできる資格なんだとか。たとえば、油でべたべたの中華料理店なども、空気ソムリエの技術を持ってすれば、あっという間に、いつも清潔な空気が保てるお店にかわるんだそう。

伴さんいわく、「空気のくさいニオイは元から立たないとダメ」というのは本当で、くさいのは菌が繁殖することが原因だとか。そこで菌が繁殖しないアルカリの水蒸気を散布することで、あっという間に、空気が無臭に清潔に保てるんだそう。


お話を伺っているときに、デモンストレーションをしてもらったのですが、ホントにすごく清々とした空間が生まれましたよ。逆に、その部屋から出ると、それまでニオイを感じていなかったほかの部屋がくさく感じるほどでした。わずか3分。すごすぎます。

もちろん、これは空気ソムリエがアドバイスする方法のひとつ。ほかにも一般家庭で、壁についたタバコくささの消臭や、お店の中にこびりついたニオイをとって快適な空間にしたり、照明器具や壁材でニオイをけしたりと……。


特にニオイの気になる、焼き鳥屋さんとか、病院とか、介護施設とか、ニオイの気になる場所には、役立つそう。「空気は水や食べ物以上に、体内に取り込まれる量が多いんです。昔は、水にお金を払うなんて考えられませんでしたが、今では、ミネラルウオーターを買うことは普通。これからは、空気が高級になる時代になりますよ」と伴さん。

空気にまで気を使わなければいけない時代なのですね。
「空気ソムリエ」なんか流行しそうな予感です。

(カシハラ@姐御)