相変わらず薄型テレビの売り場は大手メーカーの製品がズラッと並び、賑わいを見せているが、この年末のテレビ商戦に向けてドン・キホーテでちょっとユニークなテレビが発売される。
なんと、ボディがスケルトン(中身が丸見え)なのだ。
いったい何が狙いなのか、同社に聞いてみた。

多くの人がスケルトンボディの家電で一番に頭に浮かぶのは初期型のiMacであろう。発売当時(1998年)、パソコンのボディカラーといえばベージュが主流であった中で、豊富なカラーバリエーションとスケルトンボディは革新的であった。おかげで、パソコン売り場は一気に華やかになった。

同様に現在、テレビのボディカラーも黒が圧倒的で、賑わう売り場の活気とは対照的に製品の見た目はとても地味である。その理由は「テレビのボディカラーはどうして黒が多いのか」を参照のこと。

「黒やグレーのテレビばかりではつまらないというお客様の声に応えるため、スケルトンデザインのテレビをつくりました」
ドン・キホーテグループPB「情熱価格」の新製品『13.3インチ スケルトン地上波デジタルハイビジョンテレビ』は、従来のテレビのトレンドに風穴を開けようとしているわけだ。カラーはクリア、ブルー、ピンクの3種類。今後、さらに画面サイズやカラーの種類を増やすことを検討中だとか。

ところで、スケルトンテレビのメリットや機能的な特徴は何か。
「スケルトンのボディはスタイリッシュな部屋にベストマッチすると思います。また、電力効率の良いLEDバックライトパネルを搭載し、環境を考えた低消費電力設計です」
居間に置くには画面サイズに物足りなさがあるので、自分の部屋専用の2台目テレビとして最適かも。
スケルトンは目立つので部屋のアクセントになるだろう。

個性的なテレビを使いたいという人には、スケルトンテレビはお勧め。テレビのおしゃれ時代の幕開けか。
(羽石竜示)
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