「社会の底辺がよく分かる」「自己破産すらこわい」「とにかくちゃんとした人になろうと思う」と、借金がない人生に最高のありがたみを感じることができる漫画『闇金ウシジマくん』。本作は、真鍋昌平による原作。
『ビッグコミックスピリッツ』（小学館）にて連載中のコミック、累計販売部数250万部を超える大人気漫画。
読み込んでいくと、主人公であり闇金経営者のウシジマくんはかなり非情ともいえる方法で取り立てを行っているが、時として結果的に人々に生きる実感を教えていたりもしている。「回収率が気になるけど……実はいいひと？　天使？」という意見もちらほらあるそうだ。

この漫画、そもそものテーマが「闇金」（※違法）ということで問題も多く、当初は「映像化は不可というか、しちゃダメ！」と各方面から指摘を受けていたが、果敢な勇者達のはたらきかけにより、晴れてテレビドラマ化に至ったという。

ドラマでは漫画同様に、「同僚に見栄を張り洋服を買いすぎた」「ギャンブルにはまり、お金を借り続けた」など誰にでも起こり得るちょっとしたきっかけで、普通の人間が社会の底辺ともいえる多重債務者に朽ちていく様子が描かれているが、なんといっても「漫画の中のウシジマくんがそのまま三次元になりましたか？」と目を疑いたくなるほどそっくりで凄みのある山田孝之さんの存在が圧巻だ。この三次元化したウシジマくん（＝山田孝之さん）への増え続けるラブコールの中で、ある種のまとまった嗜好に目をつけた果敢な勇者（＝ドラマ現場の中の人）は意を決してひとつの企画を進めた。

それが、携帯電話でいつでも聞くことができる“ドMにおくる・闇金経営者の生の声がきける”「闇金ウシジマくん着ボイス」である。

着ボイスになったセリフの一部はこちら。

「・・・字ィ汚ねえよ。」
「すいませんじゃ、もうすまねえよ。」
「お前さ、自分の立場わかってる？」
「金稼ぐのに、楽な方法なんて、一つもねえんだ。」
「で、何で金が必要なわけ？」
どれも正論ですね。

さらに、ウシジマくんをとりまく登場人物の名言も着ボイス化。
ウシジマくんが経営する闇金の新入社員・片瀬那奈さん演じる千秋のセリフ、より
「わかってます。ちゃんと回収しますから。」
「確かに利息分いただきました」
「それって犯罪じゃないですか!?」
なぜか真っ直ぐに突き刺さってくる言葉ですね。

着ボイスはdwangoサイトで配信中。

面白いと思った方、漫画はもちろん、テレビドラマや着ボイスを通して社会の底辺をのぞいてみましょう。
そして平凡に生きる素晴らしさを見出してみませんか？
（ノグチ）

※ドワンゴ携帯サイト内のウシジマくんコーナー（着ボイス）
URL：http://full.dwango.jp/special/2010/ushijima/index.html?uid=NULLGWDOCOMO&cp_in=full_top_pr2
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