1位 「きかんしゃトーマスとなかまたちチューイングキャンディ」(ロッテ)
2位 「超変換!! もじバケる」(バンダイ)
3位 「ぷっちょ」(UHA味覚糖)
4位 「ほねほねザウルス」(カバヤ)
5位 「たまごっち たまともたぶれっと」(バンダイ)
6位 「コんガらガっち合体CUBE」(ハート)
7位 「コパン」(明治)
8位 「神羅万象チョコ」(バンダイ)
9位 「ニコニコ動菓」(ロッテ)
10位 「まんがむ ギャグ編」(トップ製菓)
以上!
ここ数年の傾向として、「怖い話が書いてある紙」や「おもしろネタ」が入っているコンテンツ系のオマケ、アニメのDVDなどが入っていて300円程度する豪華なものなどが増えてきている感じ。一方、テレビアニメや漫画や特撮といったキャラクター商品は相変わらず多く、オリジナルが出てきてもなかなか長生きできない状況があります。
そんな中、シリーズが来年10周年を迎える4位の「ほねほねザウルス」は、150円でデフォルメされた恐竜のかわいい夜光プラモデルが入っているお菓子。最近では巨大な秘密基地が入ったものや、大きめサイズの「ギガほねほねザウルス」など500円の商品も出ていたり、絵本になったりと大人気が続いている。1度に出る5種類ぐらいのプラモデルは、全部集めると合体できるようになっており、それが完成して巨大なプラモデルに進化すると異常な達成感があるのだ。
8位の「神羅万象チョコ」もオリジナルのキャラクターカードが入ったウエハースチョコレートで、もう何百種類もカードが出ており、発売から5年以上経ってもまだ人気がある。プラスチックカードが入っていて100円と、決して安くないけど続いているのはすごい。
10位の「まんがむ」は、去年「怖い話ガム」を出していたトップの新作。この調子でどんどん板状のガムに合う平面オマケを追求して、とんでもない所に行くんじゃないかという期待感が見えてくるのがトップの良さ。9位「ニコニコ動菓」はウエハースチョコに四角いシールがついた、いわゆるビックリマン型のオマケ付きお菓子。シールはニコニコ動画にちなんだものが36種類。去年1弾が出て、今年の2弾は一般からシールデザインを募集したり、貼り合わせるシールなどが出てパワーアップしているぞ。
7位「コパン」は「ブレンディ」のスティック粉タイプのカフェオレが1本付いていて珍しかったので記憶に残っています。スープが付いてるカップ焼きそばとか、飲み物が付いてる食べ物が何故かすごくお得に見えます。断捨離ブーム的なこともあり、邪魔になるオマケよりも飲めるものの方がありがたいという気持ちも確かにある。あまりにもそのままパッケージにカフェオレがくっついているルックスも魅力的でした。
6位「コんガらガっち」は、ここ最近色々な商品で展開されているキャラクターで、「ピタゴラスイッチ」などで有名なユーフラテスがデザイン。この合体CUBEはコんガらの特徴である「ありくいの上半身ときりんの下半身で、ありりん」といった組み合わせ遊びが、ルービックキューブのようなプラスチックの丈夫なおもちゃで表現されていて、小さい子どもでも遊びやすいのが良かったです。
5位の「たまごっち」は、たまごっち本体型のフリスクケースのようなおもちゃが入っており、画面にキャラクターが描かれたカードをセットしたり、そのカードを付属のシールで「たまもり(たまごっちをデコレーションすること)」もできる。最近はたまごっちも高機能化していて、僕もすごく欲しいんだけど5000円以上したりする。本体を買ってもらえないおもちゃが公式でこういう安いバージョンを出してくれて、僕は幼少期どんなに救われたことか。そういうことを思い出してしみじみ。
3位「ぷっちょ」はAKB48とコラボレーションして、メンバーに似せたストラップを出したり、ミニミニサイズの写真集を付けたり。写真集もぷっちょオリジナルで、お菓子のオマケらしく豆本サイズで12種類特別に作った所が偉い。
2位の「もじバケる」は、漢字の形をしたプラモデルをパーツ分解して組み替えるとその漢字が表す動物のプラモデルになるというもの。シリーズ第4弾で、毎度毎度100円で作れるのが本当にすごい出来。だんだん組み立てが複雑化してきて漢字も「蜂(ハチ)」「鰐(ワニ)」など難しいものが多くなってきたので、今後のバランスが気になる所。今まで黄色や青だったプラモデルの色にクリアレッドなどが追加されたのは楽しいバージョンアップだ。
そして1位は、昔から売っているロッテのチューイングキャンディの「きかんしゃトーマス」バージョン。ドラえもんなどのキャラクターで昔から売られているこのチューイングキャンディは、今までのシリーズも板ガムみたいな包み紙が「こすると転写するシール」になっていたり、「迷路」や「なぞなぞ」が印刷されている。ところがこのトーマスバージョンは、全包み紙が「折るとジオラマになる包み紙」なのだ。
端を折り返して線路になる包み紙、かなり複雑に組み立てて機関車の車両になる包み紙などに加え、駅舎になるものなどもあり、作るのがそこそこ難しい所が挑戦意欲をかき立ててくる。どこでも運べるスティック型のチューイングキャンディだけに、包み紙の工作もハサミや糊が一切必要なく、「やまおり」と「たにおり」だけで最後までしっかりと完成するところは流石。長寿商品のシンプルな包み紙に、まだ革新が起こる余地があり、実際にここまでのものが発売しているということに感動しました!
さて、みなさんの心に残ったオマケ付きお菓子もあったでしょうか。
(香山哲)