銀行ATMでお金を降ろした後に機械から発せられる「ありがとうございました」は、「り」の部分にアクセントがある。

一方で、先日知人といった居酒屋で店長をしていた威勢のいい兄ちゃんの「ありがとうございました」は、「た」にアクセントがある感じの、原音に忠実に表記すると「ありがとうございましたぁー!」といった感じのものであった。

このように、「ありがとうございました」には様々なイントネーションがありそうなのだが、アクセントの位置により、「ありがとうございました」の印象はどのように変わるのだろうか?

企業向けの話し方セミナー等を主催するフリーアナウンサーの倉島麻帆さんによると、「『ありがとうございました』の正しい発音は、『り』にアクセントがくるものです。このようなイントネーションだと、相手に元気な印象を与えます」とのこと。銀行ATMの画面に出てくるお姉さんは、正しく「ありがとうございました」を発音していることになる。

ちなみに、倉島さんによると、「ありがとうございました」に限らず、「おはようございます」「ごきげんよう」「こんにちは」など、挨拶は一般に二文字目(厳密には第二音節という)にアクセントがくるのが正しい発音なのだそうだ。ただ、「こんにちは」の場合は第二音節が「ん」であり、どうしても音が弱くなるので「こ」にアクセントがくるようにも聞こえるとのこと。

しかしながら、先に述べた居酒屋の店長のように、必ずしも正しくない「ありがとうございました」が印象に残ることもある。そこで、知人に「ありがとうございました」を様々なイントネーションで発してみて、そこから受ける印象を語ってもらった。以下はその中で得られた主要なイントネーションについてまとめてある。なお、以下では、アクセントが来る文字を【】カッコで括っている。