11月22日が「いい夫婦の日」とは、よく言われているけれど、去る2月20日は「夫婦円満の日」だったそう。これは、『こいまろ茶』の発売元の(株)宇治田原製茶場が、『こいまろ茶』を飲んで夫婦の絆を深め、日本の夫婦に円満になってもらいたいという思いから、日本記念日協会に申請し、2010年に正式に登録されたものだとか。
「ふう(2)ふ(2)円満(0)」の語呂合わせで、「夫婦円満の日」というわけだ。

そして、この2月20日の「夫婦円満の日」を記念して、「夫婦円満の秘訣」エピソードを全国から募集したところ、5,158通もの応募があったのだとか!

応募者の年齢別の内訳は、60代が709通と最も多く、続いて50代の566通、30代の404通と続くが、20代や80代以上からもまんべんなくあり、幅広い層から寄せられたよう。集まったエピソードの傾向を(株)宇治田原製茶場に聞いてみると、「夫婦間での思いやりや感謝の気持ちなどを表す作品や、共通の趣味や旅行、ペットが夫婦間の絆を深める、といった作品が多く見受けられました」とのこと。

ここで、その最終審査に残った14 作品の中から一般の方の投票で選ばれた、最優秀賞1点、優秀賞2点を紹介しよう。まず、最優秀賞に選ばれた、兵庫県、望月眞早美さん (53歳/女性/主婦)のエピソード。

「夫婦円満の秘訣は、ゴミ捨てや買い物など、どんな小さなことを頼んだ時も「ありがとう」と言う。
顔を見るたびに「男前やなぁ」と言う。そして、1年に1度、貯金できたうちの半分だけ見せて「あなたのおかげ」と言う。とにかく、毎日少しでも良い気分にさせてあげること!」

こんなふうに素直に褒められたり、感謝されたら、絶対に嬉しいはず。実際にはなかなかできないことかもしれないけど、気持ちを伝えるのは大事なこと。だからきっと、たくさんの共感をよんだのだろう。

そして優秀賞は次の2点。
三重県 出口敦子さん(56歳/女性/主婦)のエピソードから。

「わが家は、子どもたちが独立して夫婦ふたりの生活になりました。夕方、ふたりで愛犬の散歩をするのが日課です。その時に、その日あったことをお互いに話します。歩きながらだと肩肘を張らずに話せて、夫婦円満の秘訣になっていると思っています」

岩手県 K.Eさん(27歳/女性/保育士)のものは、東日本大震災をきっかけに感じたエピソードだ。

「2011 年3 月11 日、災害直後に夫が誰もいない私の職場に来て大声で私の名を叫び探してくれた。
このことを上司から聞いた時、恥ずかしかったが、ここまでして自分を探して大切にしてくれる人はいないと思った。あの日の出来事を忘れずに毎日生きていくことが夫婦円満の秘訣です。(恥ずかしさを忘れ、叫ぶこと!)」

なんでも、厚生労働省が2011 年に発表した「人口動態総覧の年次推移」によると、2010 年の離婚件数は251,378 件で、2 分に1 組が離婚していることになるという。そんな現状にも驚いてしまうが、だからこそ、改めて夫婦の絆を確かめ合える、こういう記念日や、イベントは必要なのかもしれない。

ステキなエピソードを見ていたら、なんだか素直な気持ちになれる気がするし。「夫婦円満の秘訣」エピソード、その他のノミネート作品は『こいまろ茶』のサイトで見ることができるので、そちらもぜひ!
(田辺 香)