全国3600万人のプロ野球ファンの皆様、いよいよ今夜ですよ。「アメトーーク」に待望の野球企画が東洋、じゃなかった、登場。「広島カープ芸人」が今夜11時15分からON AIRされるのです。出演はチュートリアル徳井、有吉、アンガールズ田中・山根、ロザン宇治原、ギース尾関の精鋭6人だ。
アメトーークでも過去2回、「プロ野球芸人」として各球団のファン芸人がオモシロ・懐かしエピソードを披露し合う企画はあったのだが、ひとつの球団だけにスポットを当てる企画は今回が初めて。それだけに、「広島カープ芸人」の成功いかんによっては他球団企画へも波及できるかもしれず、赤松真人のジャンピングキャッチ並みに跳ねた結果を期待したい。
「でも、なんでカープ? 全国的人気なら巨人や阪神、最近の人気ならホークスやファイターズなんじゃないの?」
そう思う人もいるかもしれない。だが、カープにこそ弱肉強食のプロ野球の醍醐味が詰まっていて魅力的なのもまた事実だ。セ・リーグで最も優勝から遠ざかり、毎年のようにFAで強奪されていく悲哀。だからこそ愛おしくなる不思議。実際、書店の野球コーナーに目を向けてみると、巨人阪神以上に広島カープ関連書籍の数の多さに驚かされる。愛おしくて時に切なくて、なぜか語りたくなってしまう球団、それが広島東洋カープなのだ。そこで今夜の「広島カープ芸人」を見る前の予習として、はたまた見終わった後の復習として最適な書を紹介したい。広島アスリートマガジン編集部からこの春刊行された