ガトーフェスタ ハラダといえば、いつも行列の有名店。なかでも名物は甘いガトーラスク「グーテ・デ・ロワ」だが、この「グーテ・デ・ロワ ソムリエ」は“ワインに合う”がコンセプト。なんとラスクなのに甘くないのだという。
甘いモノよりお酒が好きな私にはぴったりの商品だと思い、さっそく取り寄せてみると、箱やパッケージまでワインモチーフで、見るだけでテンションが上がる!


袋をあけると、トリュフフレーバーオイルが醸す芳醇な香りが強烈でビックリ。さくっとした食感で、オニオンやチーズ、ほんのりキノコの風味。さらにブラックペッパーやナツメグなど多くのスパイスが効いていて、味に深みがあり、後味も豊か。大人なテイストだ。

なんとも贅沢な味わいだが、原料を知れば納得。まず、味の決め手になっているのは、トリュフフレーバーオイル。この商品のために特別に開発されたものだそうで、自慢の澄ましバターとブレンドし、フランスパンにふんだんに散布して焼き上げたのだという。
さらに、フランスパンもこの商品のために作られたオリジナル。
“ワインに合う”という謳い文句もウソではなく、私自身、すぐにでもワインが飲みたくなった。というか、ちょうど家に飲みかけの白ワインがあったので昼間だったが飲んでしまった。赤ワインとベストマッチだと思うが、白ワインと合わせてもいける。
商品の発売は2013年8月。もともとガトーフェスタ ハラダの客層は40~60代がメインだが、スイーツに関心が低い男性や20~30代の若年層など新たな客層を開拓することを目的に開発された商品だそう。広報担当者に話を聞くと、
「商品のコンセプト通り、ワインやお酒類を嗜まれる男性客や若年層を中心に好評を頂いております。また、ガトーフェスタ ハラダ唯一の“甘くないお菓子”ということもあり、甘い物が苦手な方へのお贈り物やお土産としても重宝されております」
そのまま食べてもいいが、好みのチーズやペーストなどを乗せてカナッペにすれば、さらにオシャレ度もアップし、パーティ向きのひと品に。ほかに、サラダのクルトンとして使うのもオススメだとか。
ちなみに同社では、ラスク以外の商品もいろいろ販売している。ちょうど11月からはクリスマスシーズンに向けた新製品「シュトレン」もお目見え。
ボジョレー解禁も間近に迫り、ワインシーズン真っ盛り。とりあえず、「グーテ・デ・ロワ ソムリエ」があれば、いつもよりワインが進むこと間違いなし! です。

(古屋江美子)