トワイライトエクスプレスの車内を12分の1のスケールで再現した『内装模型24系25型寝台客車トワイライトB寝台』が3月13日に発売されると聞き、早速、株式会社トミーテック・マーケティング部の鈴木雅之さんにお話を伺った。
『トワイライトエクスプレス』の忠実に再現された内装模型(3万円)を見せてもらった!

まずは内装と外観から。
取材に基づいて本物らしい色合いを再現。同社は内装模型シリーズの第1弾として『24系寝台客車オハネ24 49』を発売し、完売した実績がある。『内装模型24系25形寝台客車トワイライトB寝台』は内装模型シリーズの第2弾だ。
――豪華ですね!!
「男性の方からの問い合わせも多いですが、女性からの問い合わせも多いです」(鈴木さん)

【『トワイライトエクスプレス』とは?】


鉄道ファンにはおなじみすぎて「説明されなくても分かってるよ~」と思われそうだが、ここで念の為「トワイライトエクスプレス」についてざっと紹介。大阪―札幌間を約22時間かけて日本海沿いを走る、日本で一番長い距離を走る長距離寝台特急。走行距離は1495.7kmにも及び、豪華な設備、質の高いサービスで「走る豪華ホテル」とも呼ばれている。2015年3月13日をもって運行終了。


【細かい!! 息を飲むディテール】


『トワイライトエクスプレス』の忠実に再現された内装模型(3万円)を見せてもらった!

『トワイライトエクスプレス』の忠実に再現された内装模型(3万円)を見せてもらった!

『トワイライトエクスプレス』の忠実に再現された内装模型(3万円)を見せてもらった!

ハンガー、ハンガーをかけるフック、折りたたみ式のハシゴ(開いた時と折りたたんだ時との2パターンのハシゴを取り付け感可能)、通気口、カーテンレールなど全て12分の1のスケールで再現。
「座席に可動フィギュアやドールを置いて楽しむのもありかと思います」(鈴木さん)
――スリッパもありますね。細かい(笑)
「なるべく忠実に再現してあります」
『トワイライトエクスプレス』の忠実に再現された内装模型(3万円)を見せてもらった!

トワイライトエクスプレスの窓の部分にモニターを置いて、自分で撮影した車窓を再生すると臨場感が!! ※モニターは各自ご用意ください。

『トワイライトエクスプレス』の忠実に再現された内装模型(3万円)を見せてもらった!

『トワイライトエクスプレス』の忠実に再現された内装模型(3万円)を見せてもらった!

『トワイライトエクスプレス』の忠実に再現された内装模型(3万円)を見せてもらった!

照明効果もとても美しい。照明はLEDを使用していて、しかも、全灯/室内灯のみ点灯/読書灯(4ヶ所)のみ点灯といった具合に切り替えができる。※読書灯個別の点灯はできません。

『トワイライトエクスプレス』の忠実に再現された内装模型(3万円)を見せてもらった!

サウンドユニットもついている。
臨場感のある走行音、汽笛、ドアの開閉音(開く時の音と閉まる時の音が違います)が旅情気分を盛り上げる。

【12分の1鉄道小物シリーズ「駅ベンチ」】


ところで、「12分の1スケール」といえば、トミーテックではトワイライトエクスプレスの内装模型以外にも、次のような商品も発売中。
『トワイライトエクスプレス』の忠実に再現された内装模型(3万円)を見せてもらった!

――懐かしいベンチですね!
「シェルチェアと呼ばれるこのベンチは、日本で最初にFRP製の家具を製造した株式会社コトブキ(現:コトブキシーティング株式会社)が開発したものです」
リサイクルの観点から2007年にFRPシェルは製造中止に。トミーテックは2013年に12分の1スケールで看板付きの駅ベンチを商品化した。※オレンジ色もあり。
『トワイライトエクスプレス』の忠実に再現された内装模型(3万円)を見せてもらった!

12分の1鉄道小物シリーズ「駅のゴミ箱 ステンレスタイプ」も。


話は「トワイライトエクスプレス」からそれてしまったが、まさに大人のための内装模型。3月13日の発売前にも関わらず、女性からの問い合わせも多いそうで、幅広いファンから愛されそうだ。
(取材・文/やきそばかおる)

・『内装模型24系25形寝台客車トワイライトB寝台』(¥30,000税抜)2015年3月13日発売
約W170mm×H250mm×D170mm
詳細は『株式会社トミーテック』のサイトにて