まず、徹(大泉洋)の
「それじゃジジババ詐欺じゃないの!」
元治(田中泯)と文(田中裕子)と一緒に住もうと甘いことを言って、じつは塩田の土地を狙っているだけだった息子・哲也(池内博之)たちを非難する台詞です。
次は、
「公務員が絶対にしてはいけない事は何だ?
規則違反と公私混同だ。
仕事に私情を交えるな」
紺谷課長(板尾創路)が、希(土屋太鳳)に言い放つ、名言というか正論過ぎる正論。
そして、
「ふたりやったらパワーも倍になるがいね。
夢も絶対かなうような気がしてくる」
一子(清水富美加)は、圭太(山崎賢人/大でなく立のほう)とつきあってこう感じていると希に話します。
「うちらと希ちゃんが出会えたみたいに
誰かと誰かや出会える
懸け橋になるげんろ。
まんですてきな仕事やがいね」
みのり(門脇麦)が希を励ます台詞です。
「人間ちゅうがは
業の深い生き物やなと思て」
哲也の妻や娘たちの本音を聞いたときの一徹(葉山奨之)の、なにやら老成した感じのつぶやきは、姉譲り? どうも「まれ」の若者は妙に大人びた言い方をします。
あともうひとつ
「孤独に音楽に向き合うために移住してきたの。
それぐらい把握してない訳?」
土地に馴染めない移住者・シタールアーティストの京極ミズハ(内田慈)が希に言う、勘違いもはなはだしい台詞。
このように、「まれ」では、1話のなかで、我も我もといい台詞を吐きます。演技合戦という言葉がありますが名台詞合戦です。