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簡単に折れたキュウリは弱い男たちの象徴だったのか「あさが来た」30話

       
この逃れられない疎外感が第5週の通奏低音になっていた。簡単に折れたキュウリって弱々しい男たちの象徴だったのかも。

救いは、はつがあさに「旦那さまのご意見だけはちゃんと聞く」ように進言すること。遊んでいるようで、お稽古ごとは、大きな商いをするひとたちが集まって重要な情報を得られ、あさが興味をもった石炭の話もそのひとつであることを、噛んで含めるように語るはつはまったくできたひと。

旦那さまふたりがこういう状況からどう脱出できるかもこのドラマの興味深い部分だ。

びっくりぽんが動作つきに


新次郎は24話で、五代の差し出した手を握り返さなかったが、お父さんの正吉はしっかり握り返す。これでさらに新次郎の疎外感は、知らないうちに高まってしまう。

五代の言う「ビッグカンパニー」に参加しようと思ったあさと正吉。
「びっくりなかっぱ」なんてアホな聞き間違いをしてしまうふたりが、まじめに手の動作をつけて、「びっくりぽんなかっぱ」「びっくりぽん」とやる様は滑稽そのものだが、憎めない。
「瞳」「カーネーション」「ごちそうさん」と朝ドラ常連の近藤正臣が硬軟取り混ぜた芝居で、波瑠といい義父と嫁コンビを演じている。
波瑠のそばには、正吉、雁助(山内圭哉)、亀助(三宅弘城)、梅(友近)とじつに頼もしい相方たちが集まっている。

それにしても、「びっくりぽん」をこんな動作つきでさらに浸透させようと涙ぐましい努力。そんなに必要なのか、これは。
(木俣冬)

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朝ドラ「あさが来た」

朝ドラ「あさが来た」

幕末から明治、大正の時代に活躍した実業家・広岡浅子を波留が演じた。1988年に出版された古川智映子の『小説 土佐堀川』を原案とし、大森美香が脚本を手掛けている。2015年9月28日〜2016年4月2日放送。

2015年11月2日のレビュー記事

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