先日放送された『しくじり先生』では、森脇健児が出演。数々の大物を激怒させるなどの"勘違い野郎"ぶりから、芸能界を干された過去を告白した。


さわやかアイドル系お笑いタレント


元々、爽やかなスポーツマンタイプであることに好感をもたれ、1980年代後半からお笑いタレントながらアイドル的な人気もあった森脇健児。

1990年に入ってからは『笑っていいとも!』にレギュラー出演。SMAPが大きく知名度を上げるきっかけとなった『夢がMORIMORI』の司会も努めるほどであった。
また、テレビドラマでは「逢いたい時にあなたはいない…」(1991年)、「君のためにできること(1992年)などに出演。俳優としても活躍した。

ルックスの良さも買われ、男性用基礎化粧品「ギャツビー」(マンダム)のテレビCMに採用されたこともある。共演したのは、当時のイケメンNo.1俳優の吉田栄作だった。

しかし『しくじり先生』で告白したとおり、多くの大御所芸能人を激怒されたことなどがきっかけとなり、次第にテレビでその姿を見ることは少なくなっていった。

温厚なタモリが激怒した理由


お笑い界において重鎮を通り越し、もはや「帝王」の感さえあるタモリ。とはいえ大物風を吹かすことなく、共演者はもちろん、周囲の関係者に対しては極めて温厚なことで知られる。

そんなタモリを「お前、何やってんだ!」と激昂されたという森脇。彼はいったい何をしたというのだろうか。

事件は焼き肉店での食事会で起きた。森脇は席につくなり、テーブルの上の肉を網の上にせっせと隙間なく並べて焼き、「どんどん食え」と呼びかけた。

それを見たタモリは「お前、何やってんだ!」と今までに見たこともないほどの剣幕で怒鳴ったのだとか。

タモリはかなりの食通であり、自分のペース、焼き加減で食べたいというこだわりからの激怒であった。

笑福亭鶴瓶も激怒!


そして森脇は、人当たりが良いことで知られる笑福亭鶴瓶も激怒させている。

あるラジオ番組でネタを振られても面白いことが言えず、逆に鶴瓶にネタを振り返してしまう始末で、「面白いことなんも言えへんのかい!」と怒られてしまった。

スポーツ系のオファーが増えていった森脇健児


このような振る舞いからテレビで見かけることが少なくなった森脇であったが、次第にスポーツ系のオファーが増えていった。
「オールスター感謝祭」のミニマラソンで力走する姿は印象的だ。

これらの出演履歴を見ると、森脇の素養であろう“真摯”“さわやか”な部分が効果的にアピールされ、視聴者に好印象を与えたように見える。お笑いタレントとしての仕事がなくなった際、トレーニングばかりしていたというが、このことがプラスに働いたといえるだろう。
(せんじゅかける)
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