「さばんなちほー」を縄張りにしているサーバルは、自分が何の動物のフレンズかも分からない迷子を発見。持ち物から「かばん」という呼び名を付けて、友だちになる。
そして、かばんとサーバルは、かばんが何のフレンズかを知るため、「じゃぱりとしょかん」を目指す。
SNS上では「すごーい!」「たーのしー!」といった作中のセリフが飛び交い、BD付きガイドブックの第1巻は予約完売。
2017年1月クールのアニメでも特に人気を集めている「けものフレンズ」。
第11話衝撃のラストからの展開が気になる最終話放送直前。
「けものフレンズ」のアニメーションプロデューサーで、制作スタジオ「ヤオヨロズ」の取締役でもある福原慶匡プロデューサーのインタビュー前編を公開する。

たつき監督には、コミケの会場で声をかけた
──アニメ「けものフレンズ」では、どのような業務を担当しているのですか?
福原 ヤオヨロズのプロデューサーでもう一人、代表の寺井(禎浩)が「企画」としてクレジットされていて。寺井が主にビジネス面、僕が主にクリエイティブ面を担当しています。とはいえ、うちはそんなに大きな会社ではないので、一人で何役もやっている部分はあります。それは、監督のたつき君も同じで。彼は、お話作りの部分から編集してアウトプットするまでを全部一人でできるんですよ。もちろん、「けものフレンズ」では作業のボリュームを考えて、他のスタッフと分担もしていますけどね。関わっている人間が少ない分、いろいろな事がスピード感を持って決められることは、ヤオヨロズの作品の魅力にも繋がっていると思います。