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自殺者の70%は男性 統計データから見る男性の自殺リスク【メンヘラ.men's】

諸外国でも男性の自殺率は高い


「日本の男性自殺率は女性の2.5倍」

というデータを見ると、「じゃあほかの国はどうなんだ?」という疑問も出てくるかと思います。というわけで、他の国についてのデータも見ていきましょう。日経サイエンス2003年5月号の「特集:自殺は防げる」によれば、アメリカの男性自殺率は女性の4.2倍、イギリスは3.6倍とのこと。自殺率の男女格差が日本と同程度かそれ以上に激しい国も、世界には少なくないようです。

WHOの報告によると、英米と同じく旧ソ連・旧共産諸国も自殺率の男女格差が大きく、ロシア、ベラルーシ、ウクライナ、エストニアなどは日本とほぼ同じの約2~3倍程度、リトアニアについては男性自殺率は女性の6倍という驚きの数字です。

興味深いのがイスラム圏と中国で、これらの地域においては女性自殺率が男性自殺率を僅かに上回ります。アフガニスタン、イラク、インドネシア、パキスタン、中国……など。

それぞれ文化的にも医療レベルにおいても日本とは全く異なる地域で、単純な比較は難しいですが、それでも自殺という現象は文化的な要素によって大きく左右されるのがという考えの、これは証左と言えるかもしれません。自殺は文化、なのです。


男性ならではの自殺理由


なぜ男性の自殺率は高いのでしょうか。一説によれば「働き手」、つまり経済的主体としての男性の負担が、女性のそれよりも重い点などが原因として挙げられています。

内閣府自殺対策推進室と警察庁生活安全局生活安全企画課が合同で発表する「平成27年中における自殺の状況」では、遺書などから自殺者の自殺理由を調査し、統計としてとりまとめています。それによれば「経済・生活問題」を理由として自殺した男性は女性424人に対して3,658人、「勤務問題」を理由として自殺した男性は女性253人に対して1,906人。なんと、それぞれ8倍近い開きがあります。

「健康問題」「家庭問題」などの項目では、男女にそれほど大きな差がないことから考えても、経済的負担が男性を苦しめる大きな要因になっているのは疑いないと言えるでしょう。「稼ぐのは男の仕事」という考えは、まだまだ社会から抜けきっていないわけです。

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男性のためのメンタルヘルス・ケア・コラム。「メンヘラ.jp」管理人・わかり手(小山晃弘)の連載記事です。

2017年5月30日のスマダン記事

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