10月にメジャーデビュー15周年、2018年からはバンド結成20周年のアニバーサリーイヤーに突入したストレイテナー。今週リリースとなったアニバーサリーイヤー第1弾のトリビュートアルバム『PAUSE~STRAIGHTENER Tribute Album~』はiTunes総合アルバムチャートで1位を獲得し、配信チャートをも賑わせている。


このトリビュートアルバムの発売記念イベントが本日10月21日(土)にタワーレコード新宿店7Fイベントスペースにて行われた。同イベントは“逆トリビュート”と題し、フロントマンであるホリエアツシがトリビュートに参加したアーティストの楽曲のカバーを披露するプレミアイベントに会場溢れんばかりに450名のファンがかけつけた。

演奏する前にホリエは「元々、今日のイベントは僕の我が儘でなんかやりたい!ということを伝え、渋谷がトークイベントだったため、新宿はライブを、ただそれだけでは面白くないと思い、逆トリビュートを自ら提案したのですが、それが完全に自分の首を絞めることになりました(笑)。今朝、一生懸命練習してきました! 愛情を込めて、カバーして弾き語りをしたいと思います!」と会場は温かい拍手に包まれた。

「肩ならしとして、1曲だけストレイテナーの曲をやらせてください」と言い、自身の曲「彩雲」でミニライブがスタート。肩ならしを終え、ホリエは「トリビュートのトリビュートをやりたいと思います。まずはMONOEYESから!」とトリビュート盤の1曲目を担うMONOEYESの「My Instant Song」から逆トリビュートがスタートした。

「MONOEYESは『ROCKSTEADY』のトリビュートをしてくれて、細美くんがストレイテナーのこの曲を特に愛してくれて、絶対に原曲を変えたくない!とほぼ原曲のままトリビュートしてくれました。細美くんが歌ってくれる『ROCKSTEADY』の音源化が何より嬉しかったです」と、細美武士とホリエアツシの絆を感じるカバーであった。

「この曲はみんなの力を貸してください!」とシンガロングを煽り、盟友ASIAN KUNG-FU GENERATIONの「Re:Re」を披露。ホリエ自身も少し照れながらシンガロングをし、オーディエンスとの一体感が生まれた。

「go!go!vanillasは『おはようカルチャー』のプロデューサーを僕が務め、同じミュージシャンとして同じ目線で制作に携わることができました」とコメントし、自身のプロデュース楽曲「おはようカルチャー」のカバーを披露。
同じ九州出身という共通点もあり、ストレイテナーへのリスペクトをあえて、原曲とがらっと変える形でトリビュートしてくれた「KILLER TUNE」もぜひ聴いてほしい。

イベントも後半戦に突入し、ここでホリエは「後輩なんですけど、態度のデカさといい、back numberの曲をやりたいと思います。渋谷の試聴会イベントの時も、テナーの初めてトリビュート音源を聴く顔が見てみたい!というだけで、わざわざ会場まで見にきてくれました。どれだけストレイテナーのことを好きなんだ!と。『シーグラス』を見事にback numberの曲にしてくれちゃってますね。それがまた悔しいけど、好き!って思いました(笑)」と、相思相愛ぶりが伝わるMCから、back numberの冬の名曲「ヒロイン」を披露。

「スペースに入りきらないで、外にまでたくさんの人がいて、たまたま来られた人もいると思うのですが、僕はただのカバーおじさんではないよ、今週トリビュートアルバムをリリースしたストレイテナーというバンドのホリエアツシです!」と、店内のお客さんにも訴えかけ、駆けつけたお客さんはもちろん、たまたま店内に居合わせた人たちをも巻き込んでいった。

「このまま語りながら、ギターを弾き始めたらMy Hair is Badみたいですが、そんな技術はないですよ(笑)」と笑いを誘い、「次はACIDMAN。ACIDMANの全てを詰め込んだのが『SIXDAY WONDER』、大木くんがストレイテナーに入って、『SIXDAY WONDER』をやったこともあるけども、逆にACIDMANに僕が入って、『リピート』という曲を一緒に演ったこともあり、その『リピート』を今日は鍵盤ではなく、ギターで披露したいと思います」と2年前にリリースされたACIDMANの『Second line & Acoustic collectionII』に収録される「リピート(Second line)feat.ホリエアツシ」を弾き語りver.として披露した。

そして、「最後の曲になりました!」というホリエのMCに「えー」と残念がるオーディエンスに対し、「頑張ってる方だと思いますよ(笑)」と最後まで気さくに微笑みながらのMC。「最後はトリビュートのきっかけにもなった、大先輩 the pillows。「13年前に声をかけてもらい、the pillowsのトリビュートに参加させてもらいました。
数々のレジェンドアーティストたちと肩を並べ参加させていただき、ストレイテナーの未来にきっかけを、与えてくれました。その時にカバーした曲ではない曲を! 恩をあだに返す感じになりますが、せっかくなので泣ける曲を。『ハイブリッド レインボウ』」と大先輩の名曲「ハイブリッド レインボウ」をしっかり歌い上げた。

最後の挨拶として、ホリエから秋から始まる『BROKEN SCENE TOUR 2017 AW』でトリビュートアルバムからの懐かしい楽曲をも披露する可能性を残し、イベントは幕を閉じた。

≪リリース情報≫
V.A.
『PAUSE ~STRAIGHTENER Tribute Album~』
2017.10.18リリース




≪ツアー情報≫
【BROKEN SCENE TOUR 2017 AW】
2017年11月4日(土)宮城・仙台 Rensa
2017年11月14日(火)東京・赤坂 BLITZ
2017年11月18日(土)新潟・LOTS
2017年11月25日(土)福岡・DRUM LOGOS
2017年11月26日(日)広島・CLUB QUATTRO
2017年12月2日(土)大阪・Zepp Osaka Bayside
2017年12月3日(土)香川・高松 festhalle
2017年12月12日(火)東京・新木場 STUDIO COAST
2017年12月17日(日)北海道・札幌 ファクトリーホール
2017年12月23日(土)名古屋・Zepp Nagoya

■ストレイテナー オフィシャルサイト
編集部おすすめ