M!LK 目指すは、男性グループの中で抜きん出る存在/インタビュー後編

――【M!LK】インタビュー前編より

2ステップ、3ステップ上がるために、みんなで頑張りたい

――新生M!LK、すっかり打ち解けてますね。その雰囲気はジャケット写真からも感じます。

佐野勇斗:揃い衣装じゃなくて、私服っぽい衣装のジャケットって今まであまりなかったよね。

吉田仁人:うん。今回のテーマが「アジト」なんですよ。1日を通してビルの屋上で撮ったので、普通に喋ってるところも撮ったり。素の表情がめちゃめちゃ撮れてると思います。

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山中柔太朗:正直、寒かったよね(笑)。

曽野舜太:撮ったのは真冬だけど、服は春ものだったから余計にね(笑)。

板垣瑞生:撮影は大変だったりするけど、それも思い出になる。メンバーとは1日中一緒にいることも多いから、仲間って気持ちは強くなりました。

塩崎太智:お互いに壁とかないよね。

板垣瑞生:(真顔で)ええ。大切な仲間であり、親友のような存在でもある。みんなで力を合わせて頑張ってます。

佐野勇斗:言ってることは本当なんだけど……、なんか嘘っぽいっていうか、うざい(笑)。

全員:あははは。

山中柔太朗:はじめから敬語禁止にしたんですよ。でも、最初の頃はなかなかできなくて。

曽野舜太:「ですよね」みたいになってた(笑)。

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佐野勇斗:今じゃ、勝手に泊まりに来るけどね(笑)。

板垣瑞生:以前は、みんなでご飯に行くこともあんまりなかった気がする。

吉田仁人:そうかもしれない。最近はご飯に行ったりする機会が増えたよね。

――では、「My Treasure」のMV撮影はいかがでしたか?

吉田仁人:ジャケット写真とは違うビルの屋上で撮影したんですが、20階以上もある見晴らしのいいところで、そこで走ったりもしたのでちょっと怖かったです(笑)。

曽野舜太:同じ屋上でも、ダンスして体を動かしてる分、そんなに寒さは感じなかった。

山中柔太朗:そうだね。ジャケット写真を撮る時は、風で小道具の旗が翻っちゃってNGになったりしたけど、そういうのもなかったし。

板垣瑞生:MV撮影中も、その様子を使い切りのフィルムカメラで撮っていたんです。それぞれ撮り合ってましたね。

塩崎太智:ふざけて撮ったのもあるから、何が撮れているか分からないからおもしろいよね。

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山中柔太朗:そういえば、屋上の後に室内でも撮ったんですが、そこで仁人君の誕生日を祝ったんです。

佐野勇斗:仁人がどうしてもって言うから、しょうがないなって(笑)。

吉田仁人:言ってないって! 写真もいわばタイムカプセルですよね。デビュー曲「コーヒーが飲めません」から考えると、めちゃめちゃ成長してるなぁって、思った。

板垣瑞生:そういう僕らの軌跡みたいなものが、いろんなところに散りばめられてるんですよ。

――具体的にどういうことですか?

佐野勇斗:見つけてもらう楽しみを奪いたくないから、詳しくは言えなくて……。

板垣瑞生:気づいてもらえたら嬉しいです。

吉田仁人:この4年間をリアルにこのアルバムに閉じ込めた、ということだけ言っておきますね。

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――3月からはホールツアーもスタート。どんなツアーにしたいですか?

曽野舜太:この半年でここまで仲良くなれて、僕らなりに進化できました。ツアーは5月まで続くので、その2ヶ月でさらに成長できると思います。

吉田仁人:もちろん常に100%で挑みますが、それを更新し続けられるツアーにしたいですね。

板垣瑞生:ホールツアーだといろいろと見せ方も広がりますよね。僕らのリアルな表情も観れると思う。演出もより凝ったものを見せたいなって話しているところです。歌詞のメッセージもしっかり届けられると思うんですよ。

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吉田仁人:昨年春のホールツアーは、ストーリーの設定がしっかりあってちょっとミュージカルっぽい作りでした。今回のツアーは、より「ライブ」に特化したものになっていくんじゃないかと思っていて。7人では初となるので、僕らもより良いライブをするためにライブ当日だけじゃなく、体のケアも含めてしっかり取り組みたいです。

――ちなみに、ライブ前のルーティーンはありますか?

琉弥:背中を叩いて気合を入れてもらいます。そうするとパッと気持ちが切り替わります。柔くんが特にそれがうまいんです。僕に気合が入るところをちゃんと知っていて、そこをいい感じで叩いてくれます。

塩崎太智:僕は背中を叩かれるのが苦手なんですよ(笑)。逆に本番前は普通にしてることですね。

曽野舜太:たしかに、本番前の楽屋を覗くと普通にしててびっくりする(笑)。

佐野勇斗:ライブ中も普通すぎることがあるけど(笑)。

吉田仁人:あはは。僕はライブ前にご飯を食べないことがルーティーンです。この前、ライブの前に食べたら、やっぱりイマイチでした。

板垣瑞生:僕も食べない方がいいんだけど、動きが激しいから途中でエネルギーが切れちゃうんですよ。
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――豊洲PITでは、バナナを7本食べたと言ってましたね。

板垣瑞生:エネルギー補給のためにバナナとゼリー飲料は食べてます。

曽野舜太:他には、新メンバー3人で舞台袖で「僕たちがしっかりやらなきゃだめだ」って気合を入れ直します。その前に楽屋を出るときに7人でもやるんですけどね。

琉弥:柔くんは特に、気合を入れたり、やる気を出させる言葉を言ってくれるんです。その日に一番いい言葉を、短くまとめて言ってくれるんです。

吉田仁人:僕も(リーダーとして)言うようにしてたけど、柔くんもメンバーをまとめようとして最初から頑張ってたよね。

山中柔太朗:いい日だなぁ(笑)。僕のルーティーンは、あえてライブ前に他のアーティストさんの曲を聴くことですね。その間に、なんのためのライブなのかを考えるんです。フェスだったら、「僕らを知らない人たちにインパクトを残す」とか。この前の初ワンマンだったら、「僕らの決意を見せなきゃいけない」とか。

板垣瑞生:なに聴くの?

山中柔太朗:サザン(オールスターズ)さんとかが多いです。

佐野勇斗:柔くんの良い話の後で言いにくいんだけど……僕はトイレですね。

山中柔太朗:「勇斗君、いないな」って思うと大抵は(笑)。

佐野勇斗:なんか、落ち着くんですよ。長い時間入ってるとメンバーからクレームが来ることもありますね(笑)。

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――では、最後に2019年のM!LKの意気込み、目標をお願いします!

佐野勇斗:細かいことなんですが、M!LKの公式Twitterのフォロワー数を10万の壁を超えたいですね。

板垣瑞生:10万だけでいいの?

佐野勇斗:もちろん目指すのはもっと上だけど。近い目標として、まずはそこをクリアしたい。

琉弥:上半期に達成したいです。

吉田仁人:元号も平成から新しいものに変わりますよね。「新しい元号で一番印象に残ったグループはM!LKだね」ってたくさんの方に言われるような存在へと飛躍したいです。その結果、男性グループの中で抜きん出る存在として2020年に開催される東京オリンピックなどで僕たちがパフォーマンスできるようになるのが目標です。

曽野舜太:そのためにも、オリコン1位は2019年に達成したいですね。

塩崎太智:ドラマとかの主題歌をやらせてもらえたらいいよね。たくさんの人に聴いてもらえるから。

山中柔太朗:そうだね。達成するには1ステップアップじゃ足りないと思うんです。2ステップ、3ステップも上がらなきゃいけないと思うので、みんなで頑張りたいです。

――【M!LK】メンバー7人が今それぞれハマっているものは?/マイ旬