
2018年は感謝でいっぱいの年
――「LOVE SCENARIO」が韓国で社会現象となるほどロングランヒットしましたが、2018年はどんな1年になりましたか?
JU-NE:アルバムをたくさん発売できて、本当にうれしかったです。休む間もなく、ずっと活動していましたが、ずっと感謝の気持ちでした。だから、2018年は感謝の気持ちでいっぱいの年でした。
JAY:アーティストなら一度は受賞したいと思う、夢のような大賞(『2018 MelOn Music Awards』でBest Song of the Yearを受賞)をもらえたし、これからまた始まるiKONにとっても良い機会になったので、今年も頑張りたいと思います。
――韓国を代表する数々の音楽ショーレースにノミネートし、さまざまな賞を受賞されました。「LOVE SCENARIO」が2018年の最大のヒット曲として証明されましたが、毎回違った演出で出演されていたのが印象的でした。準備する中で大変だったことはありましたか?
B.I:とても緊張しましたが、光栄なステージだったので、皆さんに新しい姿をお見せして、特別な公演を届けられるように、一生懸命練習して準備しました。DK君が振付をたくさん作ってくれました。
DK:授賞式という特別な舞台だったので、いつもより良い、濃いステージをお見せしたくて、原曲とはまた違う姿をお見せできるようにしました。メンバーも呼吸ぴったりに上手くやってくれて、事務所のダンスチームの皆さんも一生懸命頑張ってくれました。

――相当準備されたんですか?
B.I:いろんな授賞式に出演させていただきましたが、最初の授賞式は2か月ぐらい準備にかかりました。それ以外のステージも、それぞれ1週間ぐらい時間をかけました。
――授賞式当日の雰囲気や、印象に残っているエピソードがあれば教えてください。
CHAN:大賞をいただけたことにすごく驚いたし、うれしかったです。そして、僕たちだけではなく、一緒に努力してきたマネージャーやスタッフの皆さんも自分たちのことのように喜んでくれたのがうれしかったです。
――「LOVE SCENARIO」はB.Iさんが作詞・作曲し、BOBBYさんが作詞に参加されていますが、どのような想いが込められているのでしょうか? 制作エピソードも交えて教えてください。
B.I:「LOVE SCENARIO」は、映画『ラ・ラ・ランド』からインスピレーションを受けて作った曲です。とてもクールで、目では泣いているけど、口では笑っているような感情を込めた歌です。制作していた当時は、子供のように純粋な、公園で遊ぶような気持ちで作りました。
BOBBY:僕も作詞に参加したのですが、書いた歌詞をB.I君に見せたら、一発でOKが出ました。ありがとうございます、B.I君(笑)。
――いつもはあまり1回でOKが出ることはないのですか?
BOBBY:通らなかったということはないのですが、「LOVE SCENARIO」の歌詞は特にB.I君が、僕が言いたかったことだ、自分が表現したいことを書いてくれたと喜んでくれました。

――「LOVE SCENARIO」が爆発的なヒットを記録した要因は何だと思いますか? 楽曲の魅力を教えてください。
B.I:ここまでヒットするとは思わなかったです。運が良かったと思います。それから、先ほども遊ぶような気持ちでこの曲を作ったと言いましたが、そんな純粋な気持ちが通じて、子供たちまで好きになってくれたのだと思います。
SONG:最初にB.I君からデモをもらったのですが、僕たちも何度か聴いただけですぐ覚えられるようなわかりやすい曲だったので、子供たちにも通じたのかなと思います。
――「LOVE SCENARIO」のミュージックビデオの見どころ、撮影エピソードを教えてください。
JU-NE:3泊4日で撮影したのですが、ずっと撮影だったので、あまり寝られなかったです。大変でしたが、久しぶりに出る新曲だったので、すごく頑張って撮影しました。
DK:初めて使うカメラがあって、いつも撮影する方法とは違ったんです。僕たちも楽しく撮影できましたし、不思議な感じがしました。
“NEW KIDS”プロジェクトで強烈なiKONらしさを
――ニューアルバム『NEW KIDS』は“NEW KIDS”プロジェクトの集大成となるアルバムですが、このプロジェクトを発足させた経緯などを教えてください。
B.I:最初は「BLING BLING」から始まったのですが、強烈なiKONらしい姿を見せたいと思いました。そして、iKONのボーカルの良さを見せようと思って「LOVE SCENARIO」ができて、「NEW KIDS : BEGIN」「RETURN」「NEW KIDS : CONTINUE」「NEW KIDS : THE FINAL」と、この1年かけてiKONが追求している音楽を皆さんにお見せしようと努力しました。

――制作において大変だったことはありましたか?
B.I:「KILLING ME」を作ったのが夏だったので、活動時とても暑くて、それが一番苦労した点です(笑)。
――アルバム全体の聴きどころ、伝えたいメッセージがあれば教えてください。
B.I:特に「RETURN」は歌詞にこだわったアルバムです。歌詞を読みながら聴いてくださるといいと思います。

――ここからは収録曲についての解説をお願いします。まずはタイトル曲の「I'M OK」から。
JU-NE:個人的に好きな曲なのですが、切ない曲だと思います。大丈夫じゃないけど、大丈夫だよって(強がる)感じ。なので、悲しい曲です。でも、初めて聴いたとき、僕は切ない曲が好きなので、この曲いいなと思いました。悲しい気持ちを抱えている方は、この曲を聴いたら、喜んでくれると思います。
――ミュージックビデオは車が燃えるシーンから始まりますが、ミュージックビデオの見どころは?
B.I:JAYさんがゴミ捨て場で横になって歌うシーンがあるのですが、そのパートが可愛いです。
JAY:僕はカッコいいと思うんですが、可愛い?(笑) iKONのミュージックビデオの中で、一番男らしくて、若さが見えるミュージックビデオになったと思います。
――続いて「GOODBYE ROAD」について、紹介をお願いします。
CHAN:僕の記憶では、日本でB.Iさんが初めて聴かせてくれて、レコーディングをしたんじゃないかと思います。初めて聴いたとき、メンバーみんながいい曲だって言っていた記憶があり、個人的にもすごく好きな曲です。
B.I:CHAN君のパートが多いです。重要なパートを担当しています。
CHAN:感動しました。(B.Iに)ありがとうございます。
――「GOODBYE ROAD」のミュージックビデオの見どころは?
JU-NE:全体的に色がとてもキレイだと思います。監督さんが本当に上手に撮ってくださいました。個人的に、今まで撮ったミュージックビデオの中で、色が一番キレイだと思います。だから、見るだけで癒される感じです。
JAY:1年ぐらいかけて撮ったミュージックビデオなので、メンバーの顔やヘアスタイルの変化が見どころだと思います。それが面白いです。

――続いて「KILLING ME」について紹介をお願いします。
SONG:この曲は、失恋した男性が愛していた女性を忘れられないという内容の歌詞です。
――「KILLING ME 」のミュージックビデオの見どころは?
SONG:サビに行く部分でシンクロダンスを披露しているのですが、演技をしているシーンから、そのシンクロダンスに入るところがカッコいいです。
B.I:振付をたくさん踊りました。
JU-NE:ちなみに、「KILLING ME」の振付は会長(YGヤン・ヒョンソク代表プロデューサー)とDK君が作りました。
――アルバムの楽曲で、お気に入りの曲を挙げるなら?
JU-NE:「JERK」。僕は悪いヤツなので(笑)。僕たちの曲の中で、唯一のブルースです。だから、好きです。(「JERK」を歌いだす)
SONG:僕が一番気に入っているのは、やはり一番愛された「LOVE SCENARIO」です。(やはり歌いだす)
DK:すごくいい歌詞の曲が多くて、選ぶのが難しいのですが、「COCKTAIL」が好きです。夏の雰囲気があって楽しい曲なので、ステージで披露していても楽しかったです。
JU-NE:歌わないんですか?
DK:大丈夫です(笑)。
B.I:僕は「FREEDOM」という曲が好きです。本当に自由な感じです。僕が好きな曲です。
――歌わない?(笑)
B.I:(恥ずかしそうにワンフレーズ歌う)
JU-NE:次のJAYさんはちゃんと歌いますから。

JAY:僕はやっぱり(「I'M OK~」と歌い始め)「I'M OK」が一番好きです。歌詞がキレイというか、詩的な歌詞が印象的です。
BOBBY:僕は「BLING BLING」です。iKONの曲は強い雰囲気の曲というのがそれほど多くないのですが、この曲はヒップホップテイストが強くて、「RHYTHM TA」に次いで、強いイメージを見せられたので好きです。
CHAN:僕は「GOODBYE ROAD」です。初めて聴いたときから、メロディが好きだったし、さっきも言った通り、自分のパートが多いので(笑)。
――昨年、2年連続で京セラドーム大阪公演を行い、その模様が収録されたライブDVDが3月20日に発売されます。2年連続でドームのステージに再び立った気分はいかがでしたか?
DK:とても大きなステージで、皆さんの前でコンサートができたことをとても光栄に思っています。その分、僕たちも非常に頑張って準備をしたので、いかがだったかお聞きしてみたいです。そして、普段から皆さんが僕たちのことを愛してくれるので、ステージでお返しできることがうれしいですし、思い出にも残ったステージでした。
これからのiKONは?
――2019年はどんな年にしたいですか?
JU-NE:ずっと走り続けたいです。できたら、日本の活動もたくさんしたいです。そして、みんな頑張って、いろんな活動をするつもりです。さっき会長と電話で話しました。会長もいいよと(笑)。

――ソロ活動も期待できそうですか?
JU-NE:例えば、JAYさんと僕は日本語が得意なので、日本の活動もたくさんしたいです。バラエティもできたらうれしいです。だけど、できるかな?(笑)
BOBBY:5月にB.I君とユニットで活動する予定なので、ぜひチェックしてください! 昨年は非常に忙しかったので、少し休みつつ、余裕を楽しみながら活動していきたいです。
――日本のファンにメッセージをお願いします。
DK:愛してる!
BOBBY:いつも言いたいことなのですが、国も言葉も違うのにこんなに愛してくれて、感謝しています。音楽で一つになれることに感謝していますし、僕たちのように、まだまだ未熟な部分の多いグループをなぜ好きでいてくれるのか不思議なのですが、これからももっともっと努力して、カッコいいステージをお見せできるように頑張ります。
【特集TOP】iKON 「国も言葉も違うのに愛してくれて、音楽で一つになれることに感謝」 新作に込めた想い