脚本:福田 靖
演出:渡邊良雄
音楽:川井憲次
キャスト:安藤サクラ、長谷川博己、内田有紀、松下奈緒、要潤、大谷亮平、
桐谷健太、片岡愛之助、橋本マナミ、松井玲奈、呉城久美、松坂慶子、橋爪功、瀬戸康史ほか
語り:芦田愛菜
主題歌:DREAMS COME TRUE「あなたとトゥラッタッタ♪」
制作統括:真鍋 斎

連続テレビ小説「まんぷく」オリジナル・サウンドトラック2 バップ
131話のあらすじ
徐々に出来上がっていく新商品の雛型。容器に入っていて外で食べることのできる“ヌードル”。日本人の食習慣を変える画期的な発明だ。
いざ!発明
ラーメン編になってから、管楽器の軽快なメロディと規則正しいリズムの劇伴がよくかかって、その曲がかかるとすごく楽しく感じるので、サントラ第二弾を楽しみにしていましたら、2月27日に発売された第二弾で「いざ!発明」というタイトルだとわかりました。
この曲さえかかっていれば、ごきげんになります。川井憲次さん、すばらしい。こういう音楽も素敵な発明のようなものですよね。
今後の焦点のひとつです
3月30日に放送される「“朝ドラ”ファン感謝祭」(楽しみ)の司会は高瀬耕造さん。そりゃあ、あれだけ、朝ドラに反応しているのですから当然でしょう。7日の朝は、「おはよう日本 関東版」で野呂(藤山扇治郎)について「今後の焦点のひとつです」と言及していましたら、その日放送の131話に野呂がしっかり出てきました。
野呂さん、福子の夢枕に亡くなった咲(内田有紀)と一緒に出てきましたが、亡くなったわけではなく、お店が大きくなっていました。よかった。
野呂のお店に、福子と牧夫婦(浜野謙太、橋本マナミ)と、どうなっているか気になっていた真一の奥さん・好美(東風万智子)が連れ立ってお昼ご飯を食べに行きました。でも、料理はみんな「缶詰や」とブラックジョーク。店内にかかっている缶詰の絵は、某ポップアーティストのパチもんでしょうか。
牧の歯医者に、世良(桐谷健太)が通っていたことも判明しましたし、歯医者に馬(蘭丸)の絵が飾ってあることもわかって、なんとなく嬉しかったです。
「まんぷく」とはなんなのか
「まんぷく」の何がすごいかっていうと、面白い、楽しい、好き、泣ける、笑える、感動した、ほしい、そういうシンプルな感想しか沸いてこないように巧妙に作られていることです。
これってCMの手法に似ています。
代表的なのは、映画のCM。「泣けました」、「◯回泣けました」というものです。
もともと、CMとは、そういうふうにイメージをぎゅっと凝縮し単純化することで、たくさんの人に届けるものです。
例えば、神部役の瀬戸康史さんが「冷蔵庫にご飯がある人、手をあげて 卵がある人手をあげて」と感じよく歌う鍋のもとのCM。鍋のもと、便利そうだな、と思います。
また、萬平さん役の長谷川博己さんの出ているお酒のCM。「99.99% クリアなうまさがとまらない」とお酒の特徴を、長谷川博己さんがやたらとかっこよい映像のなかで、滑舌良く語っています。なんかかっこよさそうだし、買ってみようかな、と思います。
よく言えば、これぞ、実存。見えてるもの、聞こえてること、それがすべてなのです
このところ、あるCMを見ていると、「まんぷく」を思い出します。
某金融のアプリローンをおすすめするCMです。
そう、朝ドラも次は100作となり、視聴率も一人勝ち状態で、唯一いつも20%超えています。要するに、いまや、朝ドラとは、NHKの人気をアピールするCMのようなものなのではないでしょうか。
さらにいえば、いま、最も影響力のあるCM枠なのです。
萬平「わかったよ、もう福子には頼らないよ」
福子「それはやや」
という、甘えた感じは良かったです。萬平の一番の理解者は福子だという不可侵な信頼関係が描かれていました。
(木俣冬)
連続テレビ小説「まんぷく」
◯NHK総合 月~土 朝8時~、再放送 午後0時45分~
◯BSプレミアム 月~土 あさ7時30分~ 再放送 午後11時30分~
◯1週間まとめ放送 土曜9時30分~
朝夕、本放送も再放送も オールBK制作朝ドラ
「べっぴんさん」 BS プレミアムで月〜土、朝7時15分から再放送中。
エキレビ!べっぴんさんレビュー
「あさが来た」 月〜金 総合夕方4時20分〜2話ずつ再放送
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