
夢を見ているようだった、MCU以降のアメコミ映画
2008年といえば、前世紀の終わりくらいから始まったモダンなヒーロー映画のムーブメントがなんとなく定着してきたかな……という時期だ。1997年には『スポーン』があったし、1998年には『ブレイド』もあったし、2000年には『X-MEN』があったし、2002年にはサム・ライミの『スパイダーマン』があったし、2005年にはノーラン版の『バットマン ビギンズ』が公開されて、2008年には『ダークナイト』がいろんな人から褒められたりした。『アイアンマン』が公開されたのは、そういう時期である。
おれは正直、最初はMCUがうまくいくとは全然思っていなかった。なんせ『アイアンマン』である。バットマンとかスーパーマンとかスパイダーマンとか、アメコミに興味がない人でもなんとなく聞いたことがあるようなヒーローではない。日本人的なメカ(頭にツノが付いてたり背中に翼が生えてたりするような)のデザインでは全くない、変な赤と黄色の装甲服を着た、偉そうなヒゲのおっさんである。しかも今後、同じ世界観を共有するヒーロー映画のフランチャイズを展開し、コミックと同じような売り方で映画を作っていくという。
後悔、、、
あんな最高な映画を見たら日本の映画なんて、、、
以降年間数本を後悔するというペース…後悔するような内容では無いと思います。