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バーチャルライバー樋口楓「そこにでろーんがおる! 触れるかな?」そんな距離感でVRライブ6/29

通算8000人以上がデビューしていると言われるバーチャルYouTuber界の中でも、屈指の人気グループとして知られる「にじさんじプロジェクト」
その礎を築いたメンバーの一人である“でろーん”こと樋口楓が、自身2度目の主催ライブ「Kaede Higuchi VR Live "ReStart Line"」6月29日(土)に開催
同じ「にじさんじプロジェクト」のメンバーである鈴鹿詩子をゲストに迎え、VR空間ならではの魅力に満ちたステージを展開する。
(Oculus Go/Quest用のVRチケット、ニコニコ生放送のチケットともに、ライブ公式サイトで販売中)

エキレビ!のライブ直前インタビュー後編では、VRライブ「ReStart Line」への思いや、2人きりでの共演は初めてとなる“詩子お姉さん”の印象などを語ってもらった。

(前編はこちら
バーチャルライバー樋口楓「そこにでろーんがおる! 触れるかな?」そんな距離感でVRライブ6/29
6月29日(土)に開催されるVRライブ「Kaede Higuchi VR Live "ReStart Line"」。「にじさんじプロジェクト」による初めてのVRライブで、人気バーチャルライバーの樋口楓と、鈴鹿詩子が出演する

「触れるかな?」くらいの距離感


──VRライブ「ReStart Line」の開催が決まった時の率直な感想を教えてください。

樋口 たしかまだ寒い時期、3月くらいにスタッフさんから「VRライブが決定しました」と口頭で教えていただいて。「あ、VRでライブができる!」と思いました。VRライブをするのも一つの夢だったので、リアルライブ(1月の「KANA-DERO」)に続いて、VRのライブも経験できることが嬉しかったです。

──樋口さんは、ゲストとしてVRライブへの出演経験もありますが、VRライブの魅力はどのような点だと思いますか?

樋口 やっぱりVRライブの良い点は、リアルライブだと難しいことがいろいろとできることですよね。例えば、リアルのライブだったら照明機材や会場の限界もあるし、花火とかも簡単には上げられないじゃないですか(笑)。でもVR空間だったら、花火は上げられるし、お花は咲かせられるし、海にも行ける。本当にいろいろなことができるから、耳と目で360度、楽しめるんです。それに、お客さんから演者が、めちゃくちゃ見やすいんですよ。きっと、「あ、そこにでろーんがおる! 触れるかな?」くらいの距離感だと思います。

──1stライブの「KANA-DERO」に続いて、「ReStart Line」もセットリストは樋口さんが考えたのですか?

樋口 はい。VRライブだからこその時間の制限とかはあって。曲数については(VRライブプラットフォームの)VARKさんから「何曲でお願いします」という話が来ていました。その中にどの曲を選ぶかは、すごく迷いましたね……。まあ、ライブのタイトルが「ReStart Line」なので、ファンの方が作ってくださったオリジナル曲の「ReStart Line」が入ってることは、みんな察していると思いますけど(笑)。その他の曲は、これまでの樋口楓があったから、このVRライブにもつながったんだよ、という意味を込めた曲を選ばせていただきました。

詩子お姉さんは、自己プロデュース力がすごく高い


──ライブのゲストが鈴鹿詩子さんだと聞いた時の率直な感想を教えてください。

樋口 「あ、本物の歌のお姉さんだ!」って(笑)。ゲストが詩子お姉さんですと発表された瞬間、(Twitterの)タイムラインが「詩子さんおめでとう!」「歌のお姉さんだ!」みたいなコメント一色になっていて。詩子お姉さんのライブを待ち望んでいたファンの方もたくさんいらっしゃるんだなって。私も、詩子お姉さんと共演できて嬉しいなと思いました。
バーチャルライバー樋口楓「そこにでろーんがおる! 触れるかな?」そんな距離感でVRライブ6/29
歌のお姉さんでありながら、「ショタ」「BL」など自分の趣味を包み隠さないトークや、驚きの過去話などで人気の鈴鹿詩子。6月29日には、作詞作曲も担当した「Will you marry me?」を各プラットフォームで配信

──詩子さんは、最近まで他のメンバーとコラボをする機会はあまり多くなかったので、樋口さんも2人でコラボをしたことはないと思うのですが。詩子さんには、どのような印象がありますか?

樋口 詩子お姉さんは、自己プロデュース力がすごく高くて、自分がやりたいことや楽しいことを視聴者さんに伝えたり、見せたりすることがとても上手な方だなって。不器用なところもあるんですけれど、そこも含めて一緒に応援したくなるくらい性格も素敵な方だと思います。まあ、ちょっと趣味は合わないんですけれど(笑)。

──いろいろな趣味と性癖をオープンにしてる“古の腐女子”なので、いちファンとしては、「樋口さんは、あのお姉さんと、趣味のことだけは話しちゃダメ!」と止めたくはなります。

樋口 リスナーさんにもそう言われるんですけれど(笑)。私が知らないことをたくさん知ってらっしゃるという意味でも、一目置いて、配信を見させていただいている方ですね。

──樋口さんは、自分が特別好きではないことでも、自分の知らないことを知っている人に対して興味を持ったり、尊敬したりすることが多いのかな、という印象があります。

樋口 あ〜ちっちゃいころから、そうですね。

──同期で仲良し月ノ美兎さんも、まさにそういうタイプですし。

樋口 うんうん。(静)凛先輩もそうです。たとえ、自分では真似ができなくても、吸収できるところはあるので。そういった意味で何かを吸収させていただくことは、その方を尊敬する気持ちにつながっているのかなって思っています。

──詩子さんも、そういう存在なのですね。

樋口 さっきも話しましたが、詩子お姉さんは自己プロデュース力が本当にすごくて。VRライブ開催と同時にオリジナル曲を、iTunes storeとかの各プラットフォームで配信するんです。その情報は、私も詩子お姉さんの配信を観ていて初めて知ったのですが、私は自分の曲を各プラットフォームで配信しようなんて考えたこともなかったので、それを考えて、実行できるところがすごいなと思いました。



VRで観てくれた方に感想を聞くのが一番楽しみ


──詩子さんの歌についても印象を教えてください。

樋口 配信では、最初の挨拶は奇麗な詩子お姉さんだけど、気を抜くと、けっこう低い声になりますよね(笑)。あ、もちろん、挨拶以外の声も好きなんですけど! でも、歌声は可愛い系というか、すごく女の子らしくて。そのギャップにみんな惹かれるのかなって。私も好きだし、素敵な歌声だなって思います。

──(取材の時点で)「ReStart Line」のリハーサルは、もう始まっているのですか?

樋口 歌やライブ中の動きとかは、見ていただいてます。

──リハで、詩子さんと話す機会などがありましたか?

樋口 私は学校に通っていて、詩子さんは歌のお姉さんのお仕事があるので、今のところはまだスケジュールが合わなくて、会えてないんです。

──ちなみに、6月1日の配信で、詩子さんが、以前バンドのボーカルをやっていたという話をしていたのですが。

樋口 ええ〜!(笑)。その配信は観てなかったです。そうなんや……。



──短期間で脱退したらしいですけれど。

樋口 ボカロPをされていたという話は、最初の頃の配信でも言ってたので。ずっと音楽に携わっている方なんだな、というのは何となく感じていました。

──その後、ソロでライブに出たりもしたそうです。

樋口 じゃあ、ライブ慣れをしてらっしゃるかもしれないんですね。ますます、楽しみです!

──では、樋口さん自身が「ReStart Line」に向けて、今、特に楽しみに思っていることを教えてください。

樋口 VR空間ならではのライブの見え方があるので。お客さんがどういう風に見て、VRにどんな新しい可能性を見いだしていただけるのか。VRで観てくれた方に感想を聞くのが一番楽しみです。

──「KANA-DERO」の時も、お客さんの感想は気になりましたか?

樋口 全部見ました! ライブが終わった瞬間、私と、美兎ちゃんと、えるちゃんは、スマホでずっとエゴサしてました(笑)。凛先輩はエゴサをあまりしない方だけど、たぶん自分のタイムラインは見ていた気がします。

VRの方とニコニコの方、両方一緒にライブを盛り上げて欲しい


──学校も普通に授業のある時期で、通常の配信者としての活動もある中、ライブに向けてのリハやレッスンを行うのは非常に大変だと思うのですが……。このタイミングで、人気ゲームの「マイクラ(Minecraft)」に、どハマりしていますよね(笑)。

樋口 あはは(笑)。昔からネットゲームをしていたので、ハマる気がしてたから、「マイクラ」には絶対に手を出さんとこ、とは思っていたんです……。



──でも、同じ元1期生の勇気ちひろさんYouTubeチャンネル登録者数10万人突破記念配信で、同期の仲間と一緒に初めて「マイクラ」をしてしまったと……。その時から、こんな楽しそうにゲームをする人はあまりいないだろう、と思うくらい楽しそうでした。

樋口 エゴサすると、リスナーさんもみんな「でろーん、『マイクラ』にハマりすぎ」って言ってます(笑)。「マイクラ」は、本当やりたいことを自由にできて、それぞれの楽しみ方ができるので、リアルの世界で生きてるような感覚に陥ってしまうんです。だけど、このままだと、本当に大変なことになりそうなので、ちょっとは控えないと……(笑)。

──樋口さんの「マイクラ」配信「でろクラ」は、とても楽しい配信なので、控える必要はないと思います(笑)。リスナーとしては、他のにじさんじのメンバーとの絡みがたくさん見られることも魅力です。

樋口 「マイクラ」の中のチャットを通してじゃないと、お話できなかった方もいらっしゃるので、そういう面でも「マイクラ」を始めてよかったなと思います。それに、他のメンバーの「マイクラ」の配信もよく観るようになったので。「この方はこんな性格なんだ」とか、「この方はこういう建築をするのが好きなんだ」とか、他のライバーさんのことも、より深く知れるようになりました。

──また「ReStart Line」の話に戻りますが……。VRチケットも、ニコニコ生配信のチケットも発売中なので、まだ迷っている方に向けて、一言お願いします。

樋口 VARKさんが(VR機器の)Oculusの対応機種を増やしてくださったし、VR機器のレンタル屋さんもあるので、せっかくだったらVR空間で見ていただきたい気持ちはありつつ。ニコニコの生配信では、コメントで一緒に盛り上がれるという一体感もありますよね。だから、VRの方とニコニコの方、両方一緒にライブを盛り上げてくださったら嬉しいなと思います。実際にどういう演出になっているのかは、まだ内緒ですけれど。リアルのライブでは味わえない感覚を、一度皆さんに味わっていただきたいという気持ちがあります。バーチャルYouTuberだからこそ、リアルの会場にも、VR空間にも立てると思うので。今回は、その二刀流のうちの一つ、VR空間ならではの魅力を、ぜひ楽しんでいただきたいです。

──「ReStart Line」という曲名を、ライブのタイトルにしようと決めたのも樋口さんですか?

樋口 いくつかの候補の中から選ばせていただきました。「ReStart Line」には、「再出発」とか「再始動」という意味があるので。心機一転、VR空間でライブをさせていただくことや、リアルライブ(1stライブ)からの成長を見て欲しいという気持ちなんです。リアルライブ以降に“樋口楓”のことを知って、「Blu-ray買います」とか言ってくださる方もいらっしゃるので。前から応援してくださっている方はもちろん、新規の方にも楽しんでもらえるようなライブをしたいなと考えています。
(丸本大輔)

≪開催概要≫
【ライブタイトル】
「Kaede Higuchi VR Live "ReStart Line"」

【スケジュール】
6月29日(土)19:00会場/19:30開演

【対応プラットフォーム】
Oculus Go/Oculus Quest:チケット価格5480円
ニコニコ生放送:チケット価格4500円

【公式サイト】
https://vark.co.jp/event/kaede_utako_201906/

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    「バーチャルライバー樋口楓「そこにでろーんがおる! 触れるかな?」そんな距離感でVRライブ6/29」の みんなの反応 1
    • 匿名さん 通報

      リアルタイム3CDGキャラの動作がぎこちなくて、気持ち悪い。あきらかに未完成技術だ

      0
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