バルス! 今日よる9時から『天空の城ラピュタ』放送である。
そこで、今回は『天空の城ラピュタ』をさらに楽しく観るために「エキレビ」のラピュタ記事から見どころをピックアップしていくよ。


見どころ1:オープニング
見どころ2:始まってそうそうのメカ合戦
見どころ3:ムスカ大佐の無邪気さ
見どころ4:虫型はばたき機フラップターの大活躍
見どころ5:バルス祭り!
今夜「天空の城ラピュタ」5つの見どころは、風車蒸気機関車ムスカ虫型はばたき機ムスカバルス!

見どころ1:オープニング


「天空の城ラピュタ」オープニングで描かれているのは「風車とともに歩んだラピュタ王国の歴史」。
“わずか90秒ほどのオープニングで「ラピュタ王国の誕生から崩壊」までが描かれ、その過程において風車がどう変貌を遂げてきたのかが描かれている”のだ。詳しくは「風車で解く「天空の城ラピュタ」オープニングに隠された物語とは」

見どころ2:始まってそうそうのメカ合戦


炭鉱の町でシータが降ってきて、パズー受け止めて、ドーラが飛行石を探しに乗り込んでくる。
そのとき、パズーたちがドーラから逃げるのに使ったのが蒸気機関車だ。パズーの町は蒸気を動力にしているのだ。
それを追うドーラたちが使っているのは、ガソリン車。あっという間に追いついてしまう。
さらに強力な軍隊が登場し、装甲車で乗り込んでくる。

“映画が始まって30分経過しないうちに「炭鉱のメカ類<ドーラ一味のメカ類<軍隊の兵器」というヒエラルキーが見事に提示”される。
「天空の城ラピュタ」簡単に宮崎メカって言わないでくれ、メカへのこだわり徹底考察

見どころ3:ムスカ大佐の無邪気さ


ムスカ、32歳。
「読める、読めるぞ!」 伝承にあった「黒い石」に刻まれた文字を、手帳と照らし合わせ読みながら興奮。
飛行石が光った時も「古文書にあったとおりだ!」とうっとりとする。
“冷淡で残忍なキャラクターに見えて、ラピュタの事実を目の前にすると、子どものようにテンションがあがる”男だ。この悪いヤツだが憎めないキャラが、物語を盛り上げてくれているのは確かだろう。
今夜「天空の城ラピュタ」「読める、読めるぞ!」まっすぐに夢を追い続けた男、ムスカ大佐の哀しみ

見どころ4:虫型はばたき機フラップターの大活躍


空中海賊一家ドーラたちが乗っている虫型はばたき機フラップター。
宮崎駿監督は、このアイデアをずっとあたためていて、アニメーションの中で飛ばすことが夢だったよのだ。

『宮崎駿イメージボード集』には、羽ばたき機(オーニソプター)への憧れが4ページにわたって描かれている。その中に、フラップターの原型が登場する。
そこに宮崎駿監督はこう書いている。「どなたかスポンサーになってオーニソプターが登場する映画を作らせて下さい。プラモデルにしても売れっこないしヒットするかどうかは判りませんが絶対に楽しくてワクワクする作品になることは保証できます」 このイメージボードを描いた3年後、監督は『天空の城ラピュタ』というワクワクする作品を創りあげるのだ。
「天空の城ラピュタ」実写版があるって噂は本当か

見どころ5:バルス祭り!


「天空の城ラピュタ」ツイッター名物といえば、放送の「バルス!」に合わせてツイートする「バルス祭り」。
2011年12月9日夜の放送では、秒間ツイート数2万5,088件に達し、それまで最高だった「MTV Video Music Awards」でビヨンセがステージ上で妊娠を発表した際の8868件を大きく更新した。
バルスのタイミングは、ムスカの「3分間待ってやる!」発言の65秒後だよ。

もちろん、『天空の城ラピュタ』は予備情報ゼロで、大人から子供まで楽しめる冒険活劇だ。みんなでワクワクしよう。
(テキスト:米光一成