板垣瑞生&吉柳咲良の“決断の時”は? 時が止まった世界で二人が出会う、映画『初恋ロスタイム』
撮影/コザイリサ

映画『ソロモンの偽証』で好演が認められ日本映画批評家大賞で新人男優賞に輝くなど、その後も着実に役者としてのキャリアを重ねている中、人気ボーカルダンスグループM!LKのメンバーとしても活躍する板垣瑞生。そんな板垣が映画『初恋ロスタイム』で初の主演を務める。ヒロインを演じるのは、第41回「ホリプロタレントスカウトキャラバン」でグランプリを射止めた、弱冠15歳の吉柳咲良。初々しくも切なさが胸に迫る青春ラブストーリーを演じきった2人は、映画にかける思いや撮影を通じて感じたことを、ときに照れながらも率直に話してくれた。

取材・文/橘川有子 撮影/コザイリサ

編集/田上知枝(エキサイトニュース編集部)


原作ものではあるけれど、人間が演じているリアリティを見せたいと思った〈板垣〉


板垣瑞生&吉柳咲良の“決断の時”は? 時が止まった世界で二人が出会う、映画『初恋ロスタイム』
(c)2019「初恋ロスタイム」製作委員会

――板垣さんは映画初主演、吉柳さんは映像初出演の作品です。出演が決まった時はどう思いましたか?

吉柳:決まった時は嬉しかったです。ただ、この映画の話を聞いたのは舞台『ピーターパン』をやらせていただいていた時でしたし、舞台と違って何から何まで初めてで、すごくプレッシャーを感じたり、「できるかな」って不安もあったんです。でも、決まったからにはまっさらな状態で臨みたいと思うようになりましたし、変に考えすぎないでいいのかなって思ったり……。いろいろなことを思いながら、初めての現場はすごく緊張していったのを覚えています。

板垣:フフフ。初々しいねぇ~。

吉柳:あの時、すごく緊張してました(笑)。

板垣:読み合わせの時も緊張してたよね。

吉柳:はい、していました。板垣さんが隣にいるのに、目も合わせず、本に集中して顔も見れなかったです(笑)。

板垣:緊張している“ふり”じゃないの?

吉柳:本当に緊張してたんです!

板垣:(笑)。ごめん、ごめん。僕はオーディションを受けて決まった作品だったから特別な感情もありました。実は、これまで『初恋ロスタイム』のようなキラキラした青春作品はあまり演じる機会がなかったので、それに対してすごく不安があったんです。僕は自分にはキラキラできないって思っていたから。でも決めていただいたからには、一生懸命にやりたいと思いましたし、また、一辺倒なキラキラでは嫌だなという思いも強かったですね。なんていうか、原作ものではあるけれど、人間が演じているリアリティを見せたいなと思いました。

設定自体はファンタジーな作品だし、青春ラブストーリーとしてもちろんフレッシュにやらなければいけないけど、誰かを好きになる気持ちとか、そこに対する思いには絶対にうそをつきたくないなということは最初から最後までずっと思っていました。恋愛ものだからこそ余計に嘘をついちゃいけない。主演をやらせていただくにあたってすごく考えましたし、そうすることで観てくださる人へ届くのかなと思いました。

板垣瑞生&吉柳咲良の“決断の時”は? 時が止まった世界で二人が出会う、映画『初恋ロスタイム』
撮影/コザイリサ

――では、緊張感やプレッシャーはなかった?

板垣:そうですね……。緊張はなかったと言えば嘘になりますけど、映画を観てくれた皆さんがハッピーになってくれたらいいなと思うんですよ。そのためには、やっている自分たちが一番ハッピーじゃないとちゃんと届けられないのかなと僕は思うので、(座長として)楽しい現場にしたいなと思いました。あとは、みんなでいいものを作っているという感覚を大切に撮影をしていました。

普通に生きていて忘れかけていることを思い出させてくれるような映画〈吉柳〉


――本作は、時間と命について考えさせられる作品ですが、演じられたご自身が思う見どころはどこだと思われますか?

板垣:時間と命について考えさせられるところですね。

吉柳:今、それ質問されたことですよね(笑)。

板垣:(笑)。今回、竹内涼真さんにも出演していただけました。

――竹内さん演じる医師と板垣さん演じる相葉孝司との関係性にも、正直驚かされました。

板垣:僕もです(笑)。台本を読んでいて、途中まで僕が思い描いていたものとは違っていたので、びっくりで(笑)。そういう点も愉しんでいただけるだろうし、どの世代の方にも観ていただけるような作品になればとスタッフの皆さんも一丸となって作っていました。完成した映画を観た僕の感想は「新しい恋愛映画」でした。命、時間、今のこの一瞬を頑張ること……。今は“頑張らないのがカッコいい”という風潮もあるのかなと感じますけど、そんな中で、がむしゃらに頑張るのがどんなにカッコいいかを見せている映画でもあります。僕、カッコいい役をやらせてもらっちゃったなって(笑)。カッコいい役ではあるんですが、そこに無理がないと感じられるのは、それは愛の力なんだと思うんです。そういうまっすぐなところを、ご覧くださる人にも伝わって、キュンキュンしてもらえればと思います。

板垣瑞生&吉柳咲良の“決断の時”は? 時が止まった世界で二人が出会う、映画『初恋ロスタイム』
(c)2019「初恋ロスタイム」製作委員会


吉柳:いろんなことが詰まった映画だと思います。爽やかな青春ラブストーリーでもあるし、時間が止まるというすごくファンタジーな設定もあって。でも、もしかしたら、今も知らないだけで私たちの時間は止まっているのかもしれない。あり得ないって断言はできないなって思うところが私は面白いなって思いました。

板垣:うん、あるかもしれないね。

吉柳:そうなんです。甘酸っぱい初恋だったり、時間が止まる=ロスタイムという現象がある中で、頑張る姿とか、ちょっと普通に生きていて忘れかけていることを思い出させてくれるような映画だと思うんです。一つの映画にギュッと詰まっているのがすごいなって思ったし、1秒たりとも目が離せない、見どころが満載の作品だと思います。

吉柳さんにはもっとぐいぐい来てほしかった(笑)〈板垣〉


板垣瑞生&吉柳咲良の“決断の時”は? 時が止まった世界で二人が出会う、映画『初恋ロスタイム』
撮影/コザイリサ

――吉柳さんは複雑な感情を演じ分ける必要があり、難しい役どころだったと思います。演じる際に、どのように解釈しながら演技に臨みましたか?

吉柳:最初に台本を読んで思ったのは、ヒロインの篠宮時音は初対面でも物怖じしない女の子だなって(笑)。読み合わせで目も合わせられなかった私と違って、かなりぐいぐい行く子だなと思いました。

板垣:そうなんです。全然馴れ馴れしくなくて、吉柳さんむしろシャイだったから、もっとぐいぐい来てほしかった(笑)。

吉柳:(笑)。時音は、すごくまっすぐで、今を生きることに情熱を注いでいるんですよ。客観的に見て彼女にはいろんなことがあるんだろうなと思いましたが、少なくとも私も、時音の立場ならどんなときも100%の力で生きようと思うだろうなって。そんなふうに時音の立場に立つことで、重みが生まれるのかなと考えて演じました。冷静に考えたら、時音には普通では味わえないような複雑な気持ちが絶対にあったと思うし、そういうことがあっての強さが時音にはある。私にしたら、芯があって自分を持っている、そんな時音のまっすぐさはうらやましかったりもして……。私はゆらぎがちなので、急に自信がなくなったりするので。

だから、時音をまっすぐ明るくしているものってなんだろうって考えたりもしました。でも、カメラが回っている間は、それは一切忘れて演じました。そうでないと、ついつい悲しいほうに演技を持って行ってしまうと思ったので、今を楽しんだ方がいいのかなと思いました。

板垣瑞生&吉柳咲良の“決断の時”は? 時が止まった世界で二人が出会う、映画『初恋ロスタイム』
(c)2019「初恋ロスタイム」製作委員会

――時音の背負うものを理解しつつ、それはいったん置いて明るさを前面に出したと。

吉柳:はい、ある意味で別人格だなと思ったので。時音の気持ちに寄り添うことは大事ですが、そうしなければ演じられない。でも、演じるときに吉柳咲良として感情を入れてしまうと悲しみを前に出してしまったり、恥ずかしいと感じてしまう場面もあったので、寄り添いつつも別人格だなと捉えて。演じる上で、切り離すのは難しいことでしたね。

板垣:僕はまず、実際に浪人生の方に話を聞いたりしました。この作品に限らず、演じる前にリサーチするところから始めることが多いんです。そういう細かいところのリアリティを大事にしつつも、誰よりもピュアでいたいなというのはありました。

――ピュアでいる、というのはどういうことでしょうか?

板垣:僕が演じた相葉孝司がもしピュアでなければ、ロスタイムという時間に時音と出会って、ああはならないと思ったんです。そこを信じる気持ちを持っていて、信じられるからロスタイムも起こったと思います。それに、時音が苦しいときに、あれだけ一生懸命になれるのはピュアだからだし、孝司は人が好きなんだなと。プライベートの自分はあまりはつらつしているタイプではなくて(笑)、その点では、最初のころの無気力な康二に近い部分があったかなと思うんですが、どんどんそこから孝司は明るく好転していくんですよね。

――その変化をとても自然に演じられていましたね?

板垣:ありがとうございます。物語が進むにつれ、孝司がどんどん素敵な青年に見えてくるんですが、そこはもともと持っていたピュアで、人が好きで、好きな人のために強くなろうとする孝司だったからだと思います。演じさせていただく上で、はじめのうちにもそれを少し残しておいて、時音と出会うことでどんどん大きくなっていけばいいなと。意外と笑うことが好きなところとか、あとは、本当にフレッシュに若々しくやろうというのも心がけました。

板垣瑞生&吉柳咲良の“決断の時”は? 時が止まった世界で二人が出会う、映画『初恋ロスタイム』
撮影/コザイリサ

板垣瑞生&吉柳咲良の“決断の時”は? 時が止まった世界で二人が出会う、映画『初恋ロスタイム』
撮影/コザイリサ

実際にロスタイムになったら?


板垣瑞生&吉柳咲良の“決断の時”は? 時が止まった世界で二人が出会う、映画『初恋ロスタイム』
(c)2019「初恋ロスタイム」製作委員会

――板垣さんは全力で自転車をこいだり、穴を掘り続けるなど体力を消耗するシーンも多かったかなと。特に大変だったシーンは?

板垣:たしかに結構体力勝負でした(笑)。ただそれよりも、むしろ泣くシーンが大変でした。好きだった人がいなくなる、いったいどれだけ生々しく演じていいのか自分では分からなくて。ただ現場に入る前はいろいろと考えましたが、お芝居が始まると何も考えずに演じられたのでよかったです。

吉柳:私も“泣き”の演技は苦労しました。泣きたいのにカメラが回るとうまく泣けなくて、それが悔しくて、カメラが止まってから号泣したこともありました。

板垣:そうやって全力でやった作品です。河合勇人監督が打ち上げでポロリと「絶対に成功するよ」って言ってくれたのはすごくうれしくて。言葉数が少ない監督だったから余計に響きました。

――映画では、ロスタイム中に2人でいろんなことを体験しました。実際にロスタイムになったら何をしてみたいですか?

板垣:部屋をぐちゃぐちゃにしたいです(笑)。1時間後には何事もなかったかのようになるなら、ぐっちゃぐちゃにして戻ったところを見てみたい(笑)。

吉柳:あはは。私は……うーん、いっぱいあるけど、ずっと歌っていたいです。夏はピーターパンの公演中だったので喉を傷めてしまうのが怖くて、好きなだけ歌うことが難しいんです。自由に歌い続けられるっていいなって思います。自分の部屋で誰にも遠慮せず、ひたすら大声で歌いまくりたい。

板垣:何を歌うの?

吉柳:え!? そこは……。

板垣:1つだけでいいから教えてよ。「魂のルフラン」とか「残酷な天使のテーゼ」とか?

吉柳:きっと歌います! あとは、椎名林檎さんとか。最初に言おうとしたのは、「木綿のハンカチーフ」とか「ああ無情」でした。

板垣瑞生&吉柳咲良の“決断の時”は? 時が止まった世界で二人が出会う、映画『初恋ロスタイム』
撮影/コザイリサ

板垣瑞生&吉柳咲良の“決断の時”は? 時が止まった世界で二人が出会う、映画『初恋ロスタイム』
撮影/コザイリサ

俳優を始めるきっかけになった“決断の時”


――お二人とも映画の主人公のように、青春真っただ中かと思いますが、「青春だな」と感じたエピソードを教えていただけますか?

板垣:咲良ちゃんは今ちょうど中学3年だと思うんですが、僕が中学3年のときは受験勉強してました。学校の帰り道に友達と自転車を降りて押しながら夜景を眺めて、「僕ら、どうなるんだろう」って男子2人が夢について語ったことが、過去最大の青春だったなって思います。

吉柳:私は今が青春だと思います。すごく些細なことで悩んでいたんだなって思う瞬間があるんです。勇気を出せずに一歩踏み出せなかったことも、少しずつできるようになってきたりしていて、ちょっと大人になれているのかなと思っています。映画『初恋ロスタイム』の撮影も青春そのものです。

――映画では、孝司も咲吉も大きな決断をします。ご自分にとって大きな決断とは?

吉柳:この世界に足を踏み入れたことです。受かるかどうかは別として、オーディションを受けようと判断したのは大きかったですね。入りたい世界だけど、「夢のまた夢」だとためらっていたので、オーディションを受けるという勇気を振り絞りました。グランプリが決まった時に、石原さとみさんがサプライズゲストで来てくださって「今、人生が180度変わったと思う。今に至るまで支えてくださった人たちへの感謝の気持ちを忘れないでほしい」と言ってくださいました。憧れの人から言われた言葉は本当に感動したし、嬉しかったし、実際にお仕事をするようになって、180度本当に変わったと実感します。今、3年目ですが、自分一人の力ではここにこれていないです。周りの皆さんに助けていただきながら、ここにいることを忘れちゃいけないと思います。

板垣:僕は……スカウトしていただいた時に事務所に入ると決めたことですね。その時は、せっかく声をかけてもらったし、そんなチャンスもあまりないからやってみようかという程度の気持ちだったんです。でもいろんなお仕事をやらせていただくなかで、どんどん気持ちが変わっていきました。現場ごとに素敵な人にたくさん出会うことができて。今もそうなんですが、それもこれも、あの時の決断でそうなったんだなって思います。

板垣瑞生&吉柳咲良の“決断の時”は? 時が止まった世界で二人が出会う、映画『初恋ロスタイム』
撮影/コザイリサ

板垣瑞生&吉柳咲良の“決断の時”は? 時が止まった世界で二人が出会う、映画『初恋ロスタイム』
撮影/コザイリサ


板垣瑞生さんと吉柳咲良さんの直筆サイン入りチェキをプレゼント!


映画『初恋ロスタイム』の公開を記念して、板垣瑞生さんと吉柳咲良さんの直筆サイン入りチェキをそれぞれ1名様にプレゼントいたします。

応募方法は下記の通り。
(1)エキサイトニュース(@ExciteJapan)の公式ツイッターをフォロー
(2)下記ツイートをリツイート
応募受付期間:2019年9月18日(水)~10月2日(水)23:59まで


<注意事項>
※非公開(鍵付き)アカウントに関しては対象外となりますので予めご了承ください。
※当選者様へは、エキサイトニュースアカウント(@ExciteJapan)からダイレクトメッセージをお送りいたします。その際、専用フォームから送付先に関する情報をご入力いただきます。
※当選した方に入力いただく情報はエキサイト株式会社がプレゼント発送に使用するものです。また、提供された個人情報は、同社サービスに関する連絡に限定して利用されます。
※DMでお伝えした期日までに返信をいただけなかった場合は、当選無効とさせていただきます。
※一部の地域では配達が遅れてしまう場合がございます。予めご了承ください。

皆さんのご応募をお待ちしております!
(エキサイトニュース編集部)

作品情報


板垣瑞生&吉柳咲良の“決断の時”は? 時が止まった世界で二人が出会う、映画『初恋ロスタイム』
(c)2019「初恋ロスタイム」製作委員会

映画『初恋ロスタイム』
9月20日(金)全国ロードショー
出演:板垣瑞生 吉柳咲良 / 石橋杏奈 甲本雅裕 / 竹内涼真
監督:河合勇人
脚本:桑村さや香
原作:仁科裕貴『初恋ロスタイム』(メディアワークス文庫/KADOKAWA刊)
配給:KADOKAWA

(c)2019「初恋ロスタイム」製作委員会
公式サイト:https://hatsukoi.jp/

板垣瑞生&吉柳咲良の“決断の時”は? 時が止まった世界で二人が出会う、映画『初恋ロスタイム』
(c)2019「初恋ロスタイム」製作委員会

ストーリー


僕は君に出会った、時が止まった世界で。

「昔ね、時間が止まったことがある」
青年医師(竹内涼真)はある夜、「UFOを見たのに、誰も信じてくれない」と言う患者の少年に、かつて自分の身に起こった不思議な現象について語り始める。そして、そのときに出会った“大切な人”の存在を彼は思い出していた……。

冴えない毎日を送る浪人生の相葉孝司(板垣瑞生)は、ある日<世界の人、モノ、車……自分以外のあらゆるものが突然ぴたりと静止する>という不思議な現象に遭遇する。時刻は12時15分。授業中だった孝司だけがなぜか動くことができた。

予備校を出て街に繰り出すと、自分以外に唯一動ける少女・篠宮時音(吉柳咲良)に出会う。毎日12時15分から1時間だけ起きる、その不思議な時間を“ロスタイム”と名付け、一緒に過ごすうちに二人の距離は近づいていく。

板垣瑞生&吉柳咲良の“決断の時”は? 時が止まった世界で二人が出会う、映画『初恋ロスタイム』
(c)2019「初恋ロスタイム」製作委員会

孝司はかつて医者を目指していたが、自身の母の死をきっかけに、「どうせ頑張っても無駄」だと、挑戦する前から諦めてしまうようになっていた。そんな孝司だったが、たとえ明らかに無理だと思われることにも最後まで決して諦めず、二人で過ごすロスタイム中にも次々と「挑戦」しようとする時音に少しずつ感化され、変化していく。冴えなかった孝司の日々が、にわかに輝き始めた――。

「ロスタイムじゃないときも会いたい」と思いをぶつける孝司。しかし、「ごめん、孝司にはもう会えない」と、時音は孝司の前から姿を消してしまう。実は彼女には、孝司に言えない大きな“秘密”があった――。

青年医師がかつて経験した“ロスタイム”の時に出会った大切な人とは? 孝司と時音、二人の恋の行方は……物語は想像もしない<奇跡>へと向かっていく――。

プロフィール


板垣瑞生(いたがきみずき)
映画『ソロモンの偽証』で日本映画批評家大賞新人男優賞を受賞するなど、その演技が高く評価される注目の若手俳優。2017年に、綾瀬はるかが主演を務めたNHK大河ファンタジー『精霊の守り人』シリーズに皇太子・チャグム役で出演したことも話題になり、昨年は映画『響 -HIBIKI-』に出演。本年に公開された『ホットギミック ガールミーツボーイ』でも話題を呼び、本作が初主演作となった。待機作に『超・少年探偵団NEO-Beginning-』(10月25日公開)、『ゴーストマスター』(12月6日公開)がある。ボーカルダンスグループM!LKのメンバーとしても活動中。

吉柳咲良(きりゅうさくら)
第41回ホリプロタレントスカウトキャラバン『PURE GIRL 2016』歴代最年少グランプリを受賞後、最年少タイでミュージカル『ピーターパン』10代目主演に大抜擢され、その身体能力、瑞々しい表現力で注目を集めた。公開中の映画『天気の子』(新海誠監督)では、ヒロイン天野陽菜の小学生の弟、天野凪役で声の出演を果たし、映画は初出演となった。7月21日~埼玉を皮切りに3年目の『ピーターパン』を演じ、2020年1月には『デスノート THE MUSICAL』に弥 海砂役で出演予定。